今週の医療機器ニュース | 医療DX、デジタルヘルスと医療機器のニュースを1週間分まとめて10分でチェック

医療DX、デジタルヘルスと医療機器のニュースを1週間分まとめて10分でチェック

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○脳死判定、瞳孔検査できない場合はCTで代替
○国がん、膨大なCT・MRIの画像をスケッチにより検索するAIを開発
○まずは動物病院で成果 AIがレントゲン画像診断…韓国
○AIメディカルサービス、早期胃がんに特化したAIの承認取得
○AIで乳がん早期発見の精度を高める──Smart Opinionが挑む
○ポケットエコーが医療経済の危機を救う?
○立ったまま撮るCT、東芝の技術で キヤノンメディカル
○シンガポールのチャンギ総合病院とShimadzuの共同研究ラボ

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○脳死判定、瞳孔検査できない場合はCTで代替
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20231228-OYT1T50177/
厚労省は来年1月から、脳死判定で瞳孔の状態を確認する
検査などができない場合、CTやX線を使った補助検査を
導入する。画像検査で脳内の血流が失われていることを確認する。
瞳孔の検査などができないことで本人や家族の臓器提供の
意思を生かせないケースを減らす狙いがある。
(読売新聞 2023.12.28)
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○国がん、膨大なCT・MRIの画像をスケッチにより検索するAIを開発
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20231225-2850204/
国立がん研究センターは、医用画像をデータベースから検索する
ための新しい人工知能(AI)技術を開発したことを発表した。
スケッチによる医用画像検索技術により、クエリ画像を用意できない
状況での医用画像検索や、希少な症例のようにそもそも類似した
クエリ画像を用意することが困難な医用画像データについて、
大規模なデータベースから効率的に検索できることが実証された。
(マイナビニュース 2023.12.25)
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○まずは動物病院で成果 AIがレントゲン画像診断…韓国
https://media.dglab.com/2023/12/30-koreawave-01/
SKテレコムが開発した動物診断AIサービス「エクスカリバー」は
発売1年で国内動物病院約300カ所に導入された。レントゲンの
設備を有する動物病院は約3000カ所だから、普及率はその10%程度
ということになる。エクスカリバーが多用されるのは、犬の心臓
サイズ評価に基づいた心臓疾患診断だ。精度は高く、通常1分30秒
程度かかっていた所要時間を約15秒に短縮した。
(DGLAB HAUS 2023.12.30)
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○AIメディカルサービス、早期胃がんに特化したAIの承認取得
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000049025.html
内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する株式会社
AIメディカルサービスは、AIを搭載し、内視鏡検査中に肉眼的特徴
から生検等追加検査を検討すべき病変候補を検出し、医師の診断補助を
行う内視鏡画像診断支援システムについて、厚生労働大臣より
製造販売承認を取得したことをご報告します。
(PRtimes 2023.12.26)
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○AIで乳がん早期発見の精度を高める──Smart Opinionが挑む
https://bizzine.jp/article/detail/9896
第1回は乳がん検診で中心となっているエコー検査にAIを活用する
ことで、医師による画像判断の精度を高めていこうとしている
株式会社Smart Opinion 代表取締役社長の山並憲司氏にお話を
伺いました。
(Biz/Zine 2023.12.25)
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○ポケットエコーが医療経済の危機を救う?
https://medical-tribune.co.jp/news/2023/1227560558/
https://medical.jiji.com/news/58205
GEヘルスケア・ジャパンは12月13日にメディア向けセミナーを開催。
ポケットエコーの医療経済への影響をテーマに、医療法人社団悠翔会
理事長/診療部長の佐々木淳氏と同社超音波本部/Primary Care部
部長の麻生光氏がトークセッションを行った。
 佐々木氏は「これまでは在宅でできる検査は限られていたが、
最近ではポケットエコーの診断領域が広がっている」とし、
「血管や皮膚といった領域まで確認できる。以前はX線画像から
診断していた肺炎、骨折、心不全もポケットエコーで診断できる
ようになった」と説明した。
 さらに同氏は「胃瘻のチューブ交換時にチューブが胃に届いて
いるかを確認する際にも使用している。患者も付き添いの家族も、
チューブ交換のためだけに病院に足を運ぶ必要がない」と
在宅医療での活用事例を挙げた。
 麻生氏は、ポケットエコーを持っている在宅/訪問診療医が全国に
1,675人と存在し、年間約9,000件の再入院を抑制した場合、
約84億円の医療費削減になると報告した。
(Medical Tribune 2023.12.27)
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○立ったまま撮るCT、東芝の技術で キヤノンメディカル
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2632L0W3A221C2000000/
キヤノンのメディカル事業、3期連続最高益へ
キヤノンメディカルの滝口登志夫社長は「(キヤノン傘下入りに
よるシナジーを)まだまだ発揮できる余地がある。まだ10点中6点だ」
と貪欲な姿勢は崩さないが、足元では「ある程度の成果を刈り取り
つつある」と手応えも口にする。滝口社長は「技術をとがらせ、
顧客との関係を強化していきたい」とし、その一例に立位CTを
位置づける。
(日経新聞 2024.1.1)
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○シンガポールのチャンギ総合病院とShimadzuの共同研究ラボ
https://www.shimadzu.co.jp/news/2023/j6q889iburqmszpf.html
シンガポールのチャンギ総合病院 (CGH) と島津製作所のアジア統括
会社Shimadzu(Asia Pacific)Pte.Ltdが開設した共同研究ラボ
「Shimadzu-CGH Clinomics Centre」は、2023年2月から血液検査に
よる高血圧症の診断支援事業を同国で開始しました。
(同社プレスリリース 2023.12.25)
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