【報告】5月15日(水)12時半から、第76回水曜行動in新宿を新宿西口で行いました。 | 川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会

求める会・川崎の皆さん

5月15日(水)12時半から1時間、第76回水曜行動in新宿を開催しました。

25名で、マイクリレーと200枚のリーフ(添付)を配布しました。また日中の口述歴史研究をしているグループが通りかかり交流。中国から観光に来ていた方も「感謝、感謝」と熱心にカメラを向けていました。

また、川崎からは6名もの皆さんが参加してくださいました。感謝です。

以下、簡単(?)に報告します。(詳しくは添付の資料をお読みください) 

  1. 月間報告として池田理恵子さんが発言。昨年11月23日の韓国ソウル高裁の原告勝訴判決のあと、中国でも被害者遺族が、日本政府に対して、性暴力加害の責任を求める裁判を始めたこと。その決断に対して、「山西省を明らかにする会」として支援する声明を出した。令和書籍の教科書が検定を通り、群馬の森の碑の撤去など歴史修正主義の右派の動きに、私たちは気を許さず断固として抵抗していく必要がある。そのことがアジアの人々と連帯していくことである。(資料添付)                                                                                         
  2. サバイバーを記憶するコーナーでは、インドネシアで日本軍によって「慰安婦」にさせられたマルディエムさんについて、野平晋作さんが発言。1996年にマルディエムさんはピースボートに乗船し証言。さらにその当時、中京テレビが制作したドキュメンタリー「IANFU~インドネシアの場合~」を藤岡信勝や小林よしのりなどが「番組字幕をデタラメだ」と批判したために、その字幕を検証する作業を行った。歴史修正主義者の攻撃を跳ね返しマルディエムさんとともに闘ってきた貴重な体験を話しました。(資料添付)                                                         
  3. 「国益」より被害者の裁判を受ける権利を優先したソウル高裁判決について、保田千世さんが発言。判決は、私たちの人権を後押しする画期的な判決である。不法行為を行ったのがたとえ国家であっても被害者たちは裁判を受けて救済されるということを示す判決であった。日本政府は、「一つの国の裁判所の中で他国を被告として裁判することはできない(主権免除)」と言い、「国際法上の絶対的な決まり」と判決に従わない。しかしそれは19世紀の考えであり、いまは多くの例外判決が出ている。日本政府の主張はウソ。日本も「国連国家免除条約」を締結し、他国を日本の中で正すことができるという法律がある。しかし日本政府は主権免除をタテに判決はおかしいと言い続けている。河野談話でも語られているように日本軍「慰安婦」問題は重大な人権侵害。私たちは政府のウソを見抜き、日本政府がソウル高裁判決に従うよう求めていきたい。(添付のリーフ参照)                                              
  4. 最後に韓国サンケン労組を支援する会から尾澤邦子さんが発言。韓国KBSが制作したドキュメンタリー『日本人オザワ』が百想芸術大賞を受賞。韓国に進出している日本企業は安い労働力と税金の優遇制度を利用して、大きな利益を上げてきたが、労働組合ができると敵視し、FAX一枚で、労働者全員の解雇を行ってきた。韓国の労働者は、何度も日本の本社に来て解雇撤回の闘いを続けてきた。その闘いを支援していた尾澤孝司さんがありもしない暴行をでっち上げられ、不当に逮捕され、7カ月半もこう留され、裁判にかけられ、地裁で罰金が言い渡されたために、東京高裁に控訴した。昨日、初公判だったが結審となった。ひどすぎる!こんなひどい日本の司法の現実を許すことはできない!人権が大切にされる社会にしていきたい。

以上です。来月は6月19日(水)です。 12時半~13時半、新宿西口です。よろしくお願いします。