タマネギ(玉葱)を食べない日は無いというくらい身近な食材でよく食べます。

すりつぶしたり細かく刻んで使われていることも多く、知らず知らずに食べていることも多い野菜です。

栽培の記録や伝播のルートなどから原産地は中央アジアとされていますか、いまだに野生種は発見されていない、摩訶不思議な野菜です。



日本に入ってきたのは江戸時代中期に長崎に入ってきたようですが、観賞用として扱われ食材として普及するのは西洋料理が一般化してきた明治時代中期以降のようです。

美味しいですよね。
タマネギの味噌汁。大好きです。





漁業に従事している人は、1961年をピークにこの60年間で五分の一に減っています。
漁業者の減少に比例するように、漁船も減っています。漁船の数は船体の大きさの変遷もあるので単純な比較はできないのですが、沿岸漁業の主体となる小型船10トン未満船と近海漁業の主体となる中型船50トン超船が極端に減っています。


水産庁漁港漁場整備部は平成30年に「水産都市の活性化方策の手引き」というレポートを出し、暗に漁港や付属する建物の老朽化と未利用化を問題視しています。
漁港に漁船がいなくなるという深刻な事例が増え、漁港の放置が増えているのです。
海岸線を巡ると一隻も漁船がいない小さな漁港をいくつも見かけます。





明日のために・その63 「未使用漁港を有効活用すべし!」






しかし、実質的に廃港状態の漁港が増えてきているのに、水産庁は全国的な統計を集約しての発表をしていないのです(意図的に?)。

それでいて水産庁は令和3年に「漁港施設の有効活用ガイドブック」を出しています。この中で水産庁は「全国の約四分の一の漁港に余裕がある」(ものは言いよう。ようするに使われていない漁港)とし、漁船係留や水揚げ以外の活用を提案しています。(今のところ提案だけで活用実績は皆無ですが)


その中身は「水産物の養殖場」「漁業体験施設の新設」「釣り堀」「水産物直売所・食堂新設」「プレジャーボート係留・保管」

莫大な税金を投入して漁港を整備してきたのですから、使われていない漁港を有効活用したいものです。
水産庁は漁業者の急激な減少に対して人材育成をおろそかにして、漁港というハード面だけを無計画に整備してきたという印象です。

市街地に近い未使用漁港なら、釣り堀は良いかも。あまり釣れなくとも楽しいしね。釣り堀としては税金を使いすぎですが。