昨日は父のところへ叔母と従妹が来てくれた | モトコのブログ

モトコのブログ

すべてはオーライ♪

昨日、父の訪問前に私の従妹から連絡があり、

叔母(父の妹)を連れて父の訪問に来てくれるという。

相棒の私の迎えがちょっとずれて、

予定より15分ほど遅くなりました。

父の洗濯物袋には洗った洗濯物がいっぱいで

ティッシュペーパーも5個パックを持っていくことになっており

雨も降っているしで、相棒を待ったのです。

 

もう到着済みであると従妹からメールがあり、

あ、困っているのかな?と心配しつつ

父の部屋へ向かいました。

父のユニットに入ってすぐ、職員さんがいたので

ユニットの名前が入ったティッシュを父が部屋に持ち込んでいたことを謝り

手にしていた5個パックを見せたら

「それ、一つもらっていいですか?」って。

父が持ち込んでいるティッシュを交換するために取り上げたら怒るだろうし

理由を言っても理解ができないと思うし、

どうしようかと思っていたので、ありがたくその場で交渉成立。

 

一方で従妹たちが困っているといけないからと思い、

先に相棒に行ってと頼んだはずが、

何と相棒、部屋の前でドアを開けないで私を待ってた(汗)

部屋に入ったら、いきなり「よかった~!」と

従妹と叔母のデュエットで迎えられました(笑)

従妹はいつも父にお菓子を持ってきてくれるんだけど

今日は羊羹巻きが用意してあったので大丈夫だと知らせてあったんです。

お菓子を渡されないことで父が不穏な感じになったようです。

 

すぐに羊羹巻きとあられを渡しましたが、

人数が父を入れて5人に増えたので

座るところがない、人数分のお菓子がないことで

やはり不穏になってしまったようでした。

すぐに椅子を借りに行き、

自動販売機に飲み物を買いに行きました。

 

しかし…後悔。

季節ものの変わった菓子は父を喜ばせなかった。

また、恵方巻風で長さがあったので

皆に切り分けようとしたみたいで

手でちぎってボロボロになったけれど、

羊羹がちぎれなくて、はさみでボロボロを切り分けた。

「これはかぶりついて食べるものだよ」と言ったら

「そんなことはわかってる!」とさらに怒りを呼んだよう。

 

最近は人と分けるなんて頭にないかと思っていた。

私と相棒の前で、渡せば自分だけ当たり前に食べていたから。

やはり「お客様」には態度が違うのだ。

私や相棒が自分にとってどういう関係なのかは

なんだかよくわかっていない様子なのに、

ちゃんとお客様と思う相手にはサービスしたいんだなと

悪いことをしたなと思った。

私に少し、知恵と配慮が足りなかった。

 

そして父の認識できない食べ物よりは

どら焼きとか、まんじゅうとか、最中とか、

食べなれた形の、父の好きな菓子が良いのを悟った。

最近、珍しくて食べ方が自分に分からないものに対し

一瞬、不機嫌な顔をするのは、気づいていた。

でも「こうやって食べてみて」と説明すれば

父の好みそうな物しか持っていかないし、

最終的には美味しいと言って食べるので気にしなかった。

「お客様」の前で食べ方の説明した今回、

父のプライドを傷つけたのだろうと思った。

私たちが帰る時にもまだ、羊羹巻きは放置されてた。

 

それでも相撲の千秋楽に救われた。

すぐにテレビをつけて皆で相撲を見た。

 

そんな間に、カレンダーを見て

私に三万円を持ってくるよう頼んだとメモを読んだ。

「持ってきたか?」と聞く。

前回も2か所に書かれていて

「もう支払いが済んだから、持ってきてないよ」と言って

納得してよかったと消していたのに、

またまた同じことが書かれていたのだ。

これまでは「3万、千円札で」とかいう書き方だったのだが、

どうも前回からそこに「モトコに頼んだ」と加わっており

「確かに頼んだ」とまで足されたりして

今までの返しでは通用しなくなっている。

 

昨日も「それは支払いが済んだ」と言い張った。

「よかったねぇ、安心だねぇ」と叔母が合いの手を入れてくれ、

そうかと父もそれ以上突っ込んでこなかった。

多分、カレンダーが2月になればいったんメモが消えるから

また違った書き込みになるかな?と期待している。

名指しで来られて頼んだというのは赤ワイン以来だ。

「何度も頼んだ、頼んでいるのに持ってこない」と

怒りが怒りを呼ぶと大変に対応が困難なので

忘れてくれないかなぁと祈るような気持ちだ。

「通帳持ってきて、見たい」も言ったが、

「この間、みたじゃん」と言って通った。

お客様がいるからしつこく突っ込んでも来なかった。

 

相棒がこのところ、急に父の訪問に付き合ってくれる。

退職後、ちょうど夏の暑いときだったので車で送るだけはしてくれたが、

訪問の帰りは夕方で涼しくなるしと、

玄関まで送ってくれて、あっさり「じゃぁ!」と帰っていた。

私は毎度、送ってくれるだけでありがたい(行きは坂道)から

お礼を言って下車していたし、

元夫って要は他人なんだし、

もちろん、彼の父親でもないんだし、

それ以上の要求なんてしようとも考えていなかった。

 

のだが…一緒に行くと相棒自ら言い始めてからは

ホントに部屋まで行って、最近は手際よく

洗濯物を回収するのを手伝ってくれさえする。

最初のうちは、父にとって相棒が「お客様」だったのは確か。

しかし、毎回訪問が当たり前になってきた最近、

相棒はお客様ではなくなってしまい、扱いが「モトコ2」。

要するに睨みが効かない(笑)

昨日、久しぶりに父が人に気を遣うのを見た。

 

お客様がいるというのは、程よく緊張もあり、

良いところを見せたいと思い脳も活性化するようだ。

このところ「男の平均寿命は92歳」と、

82歳と言っていたのに、10歳多く語るようになっていた。

お誕生カードの89歳を確かめつつ、

「92歳までは大丈夫」と言うのは

平均寿命までは生きられると言うつもりなのだ。

ところが昨日、最初は92歳と言ったけれど

ン?と言う顔をして、82歳と言い直した。

そして「地域に100歳の人が何人いるか、

市役所で聞けばすぐに教えてくれる。

俺も聞きに行ったら、書いてあるものを見せてくれた」と自慢した。

 

4時ちょっと前に「そろそろ」と従妹たちが立ち上がり、

便乗して私たちも帰ることにした。

相撲も父の分かる力士が、千秋楽で早めに取り組みをしていた。

「送らなくちゃ悪いかな」と言うので、

「相撲の一番いいところだから

見送れなんて言わないよ」と笑ったら「そうか、悪いな~」と

あっさりとドアから手を振って廊下に出てこなかった。

 

でも、見送りを省略したことを忘れて

追いかけてくることがあるので、

エレベーターに乗り込むまでは冷や冷やする。

 

叔母が父のことを親戚筋のある人に連絡した?と聞いた。

近しい親戚のほかは、父に年賀状をくださる方だけ

父が私と同居するときに年賀状の返しとしてお知らせしたが、

そこに聞かれた人は入っていなかったことを告げた。

その人に最近、父がどうしているかと聞かれ、

施設にいることを言ったら、来ると言っていたが来た?と言う。

去年の正月は弟(父の息子)はじめ、

結構訪ねてきてくれた人が多かったので

今年も受付名簿を見て確認しているが、

昨日まで、私と相棒のほかに父を訪ねた人はいないはずだ。

 

「私のことは絶対わかるはず」とその人が言ってたそうだ。

多分、無理だと思う。

来ていただくのはありがたいことですが、

昔の父と違うので、色々とびっくりとか

がっかりとかなさるのではないかと思います。

 

さて、夕方、相棒とカレーライスで夕飯を食べてたら、

弟(父の息子)からメールが怒涛のように来た。

父の様子を聞くような一言もなく

父の通帳や印鑑のこと、

マイナンバーのこと、

お墓のことやお金のことなどが書いてある。

私が返信するのも待たずに

本当に怒涛のように次々畳みかけるように送られてくる。

 

そのうちに内容が?

どうも父のお金を使いたいようなのだが、

どちらにしても昨今、金融機関は厳しく、

窓口でハンコが押されているからって

数万ならいざ知らず、何十万も娘や息子が下すと待ったがかかる。

オレオレ詐欺対策で本人だって30万円以上下すと待ったがかかる。

カードの暗証番号は父の脳みその中にしかなく、

試してみたけど間違っていた(笑)

施設の支払いのための引き落としはできるのだけど、

現金を下ろすなどはできないこともあって、

病院の支払いや薬代、散髪代金、

日用品代(紙パンツとかも)やおやつ代は私が支払っている。

 

怒涛メールの合間に返信したら

今度は墓のためにとかメールが来た。

墓は母が入っているが、私が入る気もないし

墓じまいしようが何しようが口を出す気はない。

「墓のことは息子と相談して。

私はすでに出てしまった身だから」と返事すると

「俺も先は長くないから、親父はよろしく」だってさ。

↑多分父のお金を渡さない私への嫌味?

 

…今までだってすべて父のことはノータッチじゃん。

父が倒れ、入院後の話が病院からされたら

「あとは姉が」とソーシャルワーカーに言って逃げた弟。

最初からあてにする気がないから

一人っ子のつもりで私が父のことは決めている。

時々、何もしないのに口を出すのでイラっとしますが、

なるだけ意向に沿うように、面倒なこともしてきました。

今回も父の様子はどうかも聞かないで

いきなり金の話かよと(怒)

まぁ、元気そうで何よりだけど←嫌味(笑)