午後、強風の中を父訪問。
温度は高いらしいけど、風が冷たかった。
父は電気も点けず、テレビも点けないで
薄暗い部屋の中でボーっと座っててびっくりした。
でも部屋は…真夏！
本人も「暑いから」って上着脱いでた（汗）
おやつはミカンと、大判焼きを温めて
プチプチとタオルに厳重に包んで持参した。
結構温かいまま渡すことができた。
おやつを食べたら笑顔になった（笑）
足が重たいんだって。
痛くはないけど、
もうたくさん歩けそうにないんだって。
「足から死んでく」って言って、
そのあと続いた言葉は「あと10年」。
あと10年死ななきゃ、
100越えだから全然大丈夫じゃない？
ズボンを上げて素足を見せてくれたんだけど
やはりズボン下の上に厚めのパジャマ、
・・・の上にズボンはいてて、パツンパツン。
それで血行が悪くなって重いのでは？（汗）
後は定番の通帳持って来て、
お金を２，３万千円で、
家を見に行きたい。
家を見に行きたいけれど、
場所が分からなくなったそうで、
住所を言ったら、それは知ってるけど
その住所の場所がどこだか忘れたと。
そして最近、定番になりつつある、
年金のほかに振り込みがあるはずという話。
「よくばりだねぇ、働いてないのに
どこから入金があるの？」と聞いても
どこからかはわからないけど、あるはずって。
これはなぜ、こういうことになったのだろう？
どちらにしても今日は話をしていても
あれこれ辻褄が合わない。
母が亡くなって１０年ちょっとだと話しているそばから
「俺が５８の時に亡くなった」と言うし、
「友達ともう、３０年会ってない」と
母の葬式にも参列し、その後も父を心配して来てくれてた
父の友人の話をしている。
カレンダーを新しくしてメモを片づけたら
案の定、メモ読みらしいメモ読みはなく、
今まで大量にメモしていたノートも
定位置のテレビ台から消えてなくなっていた。
１０円玉だけが、そこに二枚置かれていた。
…９円の半端があるはずなんだけど、
一円玉４枚と５円玉１枚行方不明（笑）
何だか、今日の父ちゃんは妙？
アメリカが戦争になりそうだよと
テレビを点けてみたが、
昔の父ちゃんなら飛びつくような話題もスルーだった。
４時過ぎにお暇したが、
足が…と言っていたから、
テレビを見ていてと言ったら素直に
その場でバイバイになるかと期待したら
歩けなくなったら大変だから送るって
エレベーターにササッと乗り込まれちゃった。
でも「足が重いのに下まで送ってもらったら
戻れなくなった時が心配で帰れないよ」と話したら
エレベーターを降りてくれた。
また来るからねとやっとエレベーターのドアを閉めて戻ってきた。
常夏の部屋から（もちろん設定温度は下げたけど）
外へ出たら、ますます強風で寒かった。
気持ちもなんだかいろいろ寒い…。