2月18日(火) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 夜、元新潮社の小菅瑛夫さんと中野駅北口で飲む。
 彼が新潮社から週刊新潮時代の思い出を書いた本を出したので、3月7日に神楽坂の出版倶楽部でお祝いの会をやるのだ。
 その世話人を引き受けたので、打ち合わせを兼ねて飲もうというのだ。
 彼の行きつけ「魚々楽」という洒落た店へ連れて行ってくれる。
 雰囲気も魚も酒もいい。
 我々が駆け出しの頃、西麻布の「どんたく」という居酒屋の2階に屯して、夜を徹して話し明かしたことが週に1,2回はあった。
 そこへヒデとロザンナのヒデがきたり、舟木一夫がカラオケで歌ってくれたりした。
 青春の日々である。そこへ集った仲間の何人かは亡くなってしまっている。
 猪坂豊一さん、清野真智子さん、懐かしい。
 古い友人と昔話をしながら飲むというのは格別なものがある。