11月21日(土) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 11時に、豊田勝則さんから教えてもらった、ぎっくり腰にビックリするほどいいという日本橋の治療院へ行った。
 入り口で、いかにも元柔道家というオヤジさんと会う。その人がこの治療院の先生だそうで、嫌な予感がしたが、一緒に中へはいる。
 いくつか問診され、それじゃ始めましょうと、奥の座敷に連れて行かれる。そこに牽引のための台があって、そこに寝かされ、腕の両脇に、つかまるところがあり、そこに両腕を入れ、しっかり握れといわれる。予感的中。いきなり足をつかまれ、思いっきり引き延ばされたのだ。体に引きちぎれるような激痛が走る。2回目は、痛い!よせ!と叫んだが、容赦なく、引きちぎられる。さらにもう一回。
 生まれて初めての激痛に、声を出す元気もなく、唖然呆然。
 院長の話では、ギックリ腰で担ぎ込まれた人間も、これをやると、すぐに歩いて帰れるというが、ギックリ腰になったばかりでここへ来たら、治る前にショック死するのではと、想像するのだが。
 その後、電気針のようなものをされ、しばらく寝ているようにいわれる。後悔先に立たず。しかし、たしかにギックリ腰にはいいような気がするが、これほどの痛みを、瞬間的にも感じるのは、いかがなものかと、寝ながら考える。
 そこを出て、ぶらぶらしてから、銀座の洋食屋「煉瓦亭」に、開店と同時に入る。というのも、映画「2012」を見ようと思ったのだが、3時の上映が満員でダメで、夜まで時間が空いてしまったのだ。
 ハンバーグ、カキフライ、コロッケなど、高カロリーのものを次々に食べ、ビールを呑み、時間を潰す。
 ようやく時間になり、映画館へ。
「マヤ暦による2012年終末説を題材に、『インデペンデンス・デイ』『紀元前1万年』のローランド・エメリッヒが手掛けるディザスター・ムービー。地球滅亡を目の前になすすべもない人々が、巨大な自然災害から必死に逃げまどう姿を描く。偶然にも地球の危機を知ってしまうリムジン運転手に『ハイ・フィデリティ』のジョン・キューザックがふんし、大事な家族を守るために奔走する。大地震、火山噴火、津波など最新CG技術による迫力ある映像に注目」(YAHOO!映画より)
 CGばかりのパニック映画だが、見所が沢山あり、結構楽しめるできになっていた。
 終わって、近くのイタリアンバーへ行くが、ガキたちが、大声で、くだらない話で盛り上がっているのを聞くに堪えられず、すぐ出て帰る。