10月27日(火) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 大正大学の授業を終えて、新橋で、「JANJAN」の竹内社長、「J-CAST」の蜷川社長、ビデオニュース社の神保さんたちと「日本インターネット報道協会」の会則についての打ち合わせ。
 民主党政権になって、岡田外務大臣の記者会見がオープンになった。これは、ジャーナリストの上杉隆さんや神保さんの力によるところが大きいのだが、インターネットメディアに関しては、窓口を報道協会一本にしてくれという要請が、外務省側から来た。
 しかし、我々がどこのメディアはいいがあそこはだめだといえるものではない。それをどうするか。なかなかいい考えが浮かぶわけはないが、ブロガーに関しては、別に「日本ブロガー協会」をつくって、ひとまず、報道協会と一緒にやっていくのはどうだろうかという案が出た。これを機会に、会則の修正もしようとなり、その案を竹内さんがつくってくれた。
 オープンな記者会見は望むところだが、こちら側も勉強しなければ、既成の記者クラブにとやかくいわれることになりかねない。我々もここが正念場だ。