8月28日(木) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 2時から、帝国ホテルで「ラブホテル進化論」(文春新書)を書いた金益見(キム・イッキョン)さんから インタビューを受ける。

 彼女は神戸学院大学院の学生で、知的なものすごい美人。

 その彼女から面と向かって、「ヘア・ヌードって言葉をどうして考えたんですか?」「ヘアって髪の毛のことで、陰毛のことじゃありませんよね」などと質問を受ける。このところ、杉本綾さんや金さんのような美人と、SEXがらみのことばかり話している。もっとロマンチックな話題をしたいのにね。

 金さん、来年は、武蔵大学で教えるかも知れないそうだ。再会を約して別れる。

 夕方、「castalia」の山脇智志さん来る。彼が、編集者の学校をポッドキャストでやってくれている。これからは、学校の授業や、講演の音声も入れて、編集者の学校を充実させましょうといってくれる。

 夜、錦糸町へ行く。私の古い友人、朝倉恭司さんが、27年前からやっている「河内音頭」の盆踊り大会があるのだ。

 駅前を少し歩くと、河内音頭の歌が聞こえてくる。雨も小休止で、大変な人盛りだ。

 バッタリあった朝やんが泣いているではないか。事情を聞いてみると、大会運営のための資金繰りが大変なので、募金をして回っているのだが、みんな快く入れてくれるのを見ていて、泣けてきたのだそうだ。

 私が頼んだ、元木の名前が入った提灯が、舞台のいい場所に飾られてあった。錦糸町、河内音頭、何ともいい雰囲気の盆踊りだが、来年できるかどうかわからないという。これほど楽しい祭りを終わらせてはいけない。そう思いながら、帰途についた。