月曜日、久しぶりに休みを取った。


MUが引っ越してきたマンションに前から住んでいらっしゃる


ラパロのお客様から電話が入り


「チョット、お邪魔しても良いかしら?」


「ええ、どうぞどうぞ。散らかってますけど・・・」


朝からすっぴんのMUの顔は散らかり放題って感じだし、


学校帰りに 元の自分の家であるMUのところに


遊びにきているナンチャンは ムシャムシャ駄菓子を


食べながら テレビを観ながら ソファで散らかっており、


部屋はまだ片付かないダンボールで散らかっており、


そんなところに初めてのお客様をお迎えするのは


気が進まなかったが 反射的に 「どうぞどうぞ」 が出る。


自宅にお客様なんて 何年ぶりだろう?


おもてなしの仕方もすっかり忘れ果てた。


おもたせの たこ焼き 皿に分けて お出しし


お茶を淹れる。


長いお付き合いでもないので ザックバラン過ぎるのも


なんだかな、なのだが、そこに 大汗をかきかき


愛想無しの おやじ様がご帰還遊ばされて


家中が さらにとっ散らかった。


そわそわ落ち着かないMUの気持を察してか


お客様が席を立たれた瞬間に MUから出た言葉は


「ありがとうございました」


「あら、口癖でおかしいわね!」と自分で言いながら


こういう時に言う言葉を思いつかない。


玄関で言うべき言葉を思いつかず、


改めて 「ありがとうございました」


が、口を突いて 出てしまった。


こういう場合 「さようなら」 と 言うのでしたっけ?



それはそうと 探していた写真に写っている友人との


物語を書くと言ったのはいつだったかしら?


何事にも確信が持てないなんて まったく


ヤンナッチャウ!