坂道AKB『国境のない時代』が示す、『ジャーバージャ』の問題点とは? | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

AKB51thシングルのカップリング曲『国境のない時代』(坂道AKB)のMVが昨日公開され、朝のテレビのニュースでも取り上げられました。

 

 

こにくらしいのは、MVがShort.Versionであること。

 

つまり、チラ見せ、ですね...

これは坂道シリーズ好きにとっては...

(特に長濱ねる好きにとっては...)

 

「なんとしてもフル・バージョンを見なければ気が済まない!」

っていう気持にさせることでしょう...

 

実際、私も、そう思ってしまいました。

 

商売上手というか、CDを買わせる誘導がうまいですねぇ...

 

それも、写真集が大売れしているという長濱ねるブームに乗っかって、彼女の写真集を買った購買層に、これ(↓)も買わせようとしているのがミエミエですね。

 

 

 

 

 

 

 

さて、そろそろ、今日の本題に入りたいと思います。

 

私は、過去に、AKBの51thシングル表題曲の『ジャーバージャ』は、次々とジャンルを奪われたAKBにとっての苦肉の策なんじゃないかということを書きました(2月26日の記事を参照)。

 

この分析は今も間違ってないと思ってますが、もう一つ、『ジャーバージャ』に込められたプロデュース上の意図があることに気づきました。

それは...

坂道AKBを目立たせることが、『ジャーバージャ』のもう一つの狙いだったということです!

『ジャーバージャ』は、MVも、曲調も、いまいち爪痕の残らない曲だと思いますが、なぜそうしたのかというと、坂道AKBの素晴らしさを際立たせるためにわざと色を消した...

そういうことなんじゃないかと...

つまり、坂道AKBの『国境のない時代』こそが、AKBの51枚目のシングルの真の表題曲だということです。

その証拠として、まずひとつには、『国境のない時代』のMVで、岡田奈々はまったく目立たずバックダンサー化していることが挙げられます。

逆に、フィーチャーされているメンバーとしては、まずは3列目センターを任されている感じのひらがなけやき加藤史帆(開始15秒)、次に13人がステージに上がっているところに勢いよく横から入ってくる珠理奈咲良(開始25秒。その後開始53~58秒にも)、そのあと一時的に前に出てくる齋藤飛鳥(開始32秒)、そして満を持してステージに上がってくる長濱ねる(開始36~42秒)、さらに若手のホープ小栗有以(開始1分18秒)の6人です。

これは、この6人が坂道AKB『国境のない時代』の主人公だということを示しているのは明らかです。

 

要するに、この6人が推されのメンバー...

ジャーバージャーのセンター岡田奈々は、この『国境のない時代』では干されているといってもいい...

 

しかも、推され6人のうち、坂道シリーズのメンバーを除いた48グループのメンバーは、昨年の総選挙3位の松井珠理奈(指原と渡辺麻友が今年は出ないので、実質最上位)と同じく4位の宮脇咲良、そして、若手のホープとしてしばらく前からゴリ推しされている小栗有以ときています。

 

松井珠理奈宮脇咲良小栗有以の3人は、今の48グループにとって、主力中の主力といってもよいメンバー...

 

その3人に光が当てられているカメラワーク...

 

どう考えても、こっちのほうが表題曲っぽいよね?

そして、2番目の証拠としては、テレビ等での取り上げられ方です。

 

クローズアップされているのは、『ジャーバージャ』か?、それとも坂道AKBか?、というと後者に軍配が上がります。
 
昨日の朝のニュースでは、一局だけでなく、複数のテレビ局で取り上げられ、しかも何回もピックアップされていました。

 

 

 

 

 

 

 

ネット・ニュースでも書き手に熱意が感じられます...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この取り上げられ方は、表題曲よりもこっちのほうが話題になるとマスコミが判断しているという動かぬ証拠です。

 

そもそも、MVを作るということ自体、かなりのお金と時間がかかるわけですが、その作ったMVをマスコミ各社さんが大々的に取り上げてくれ、宣伝してくれている...

 

元はじゅうぶん取れた、というところでしょうか...


秋元康氏の狙いは見事に成功しましたね。

『ジャーバージャ』の色と存在感を消して、坂道AKBのほうにスポットライトを当てるという作戦が、です...


以上なわけで、私は、AKB51thシングルの真の表題曲は、秋元康氏の頭の中では坂道AKBの『国境のない時代』になっていると考えます。

つまり、『ジャーバージャ』の問題点は、クソ曲か良曲かなどではなく、表題曲としての資格に欠ける点...


総合プロデューサーの秋元康氏が、『ジャーバージャ』のことを表題曲とは思ってない点です。

 

彼は、おそらくわざと(あえて)、『ジャーバージャ』を、存在感が薄く、かつ、色の無い曲、に作ったんでしょう。

 

真の表題曲『国境のない時代』が光を発するようにするために...
 

 

 

 

 

 

 

P.S.

来週のMステに欅坂46が登場!!

楽しみや~...

 

 

 

 

その前に、今晩、ゆいちゃんずからSHOWROOMで重大発表とのこと。

 

 

 

6thカップリング曲の『ゼンマイ仕掛けの夢』も初公開みたいですね。

 

雑誌『ENTAME』最新号を木曜日にちらっと立ち読みしたんですが、その中のインタビューで『ゼンマイ仕掛けの夢』のMVについて2人が語っていたので、そのときから楽しみでならなかったです...