11/29の読売新聞日曜版に秋元康氏の連載記事が掲載されているので、読みました...
『1分後の昔話』です...
AKBの曲(『365日の紙飛行機』)がNHK朝ドラの主題歌に採用された経緯や、AKBに対する氏の価値観・考え方などが披露されておりました。
初期の頃のAKBの姿も語られていました...
秋元康氏は、「ストイックに努力などしてはいなかった」というようなニュアンスで語っておりました。
「悲惨なところはまったく無かった」...
「苦しんでもいなかった」...
ということだそうです。
よく古参のファンが語る、”マジ”だとか、”努力”だとかとは、少し違っていたようですね。
氏は、こう語っています...
「苦労などしてはいなかった。楽しんでやっていた」と...
なぜなら、「夢があったから」...
初期の頃は姉妹グループもなく、秋元康氏の関与する度合いも大きかったことでしょう...
つまり、氏は、すぐ近くでAKBのメンバーたちの姿を見る機会が多かったということです...
だから、氏の言葉は、「生き証人」の言葉です...
私のおとといのブログで引用した氏のインタビュー記事でも、「マジ」という言葉は使わず、「ガチ」という言葉を使っています。
「マジ」という言葉を氏が使うのは、『マジすか学園』だけくらいだと言ってもいい...
だから、ネット上でよく見かける「マジ」を必要以上に拡散しようとする行為は、何か他意がある者の企みなんでしょう...
なお、氏は、NHK朝ドラの主人公の、”持ち前の明るさ”と”不屈の精神”に共感したそうです。
そこから言えることは、次のことです。
明るく、楽しく、夢を持って、七転び八起きで(=不屈の精神で)、ガチで前へ進んでいくこと...
これが氏の大事とする価値観のようです...
内容的にも、おかしなところは無いように思えますね...
世の中の一般常識の範囲内だと思います...
これがAKB48の原点なんだな、という想いを強く致しました...
そして、特に大事だと思うのは、”不屈の精神で”というところ...
たとえば、一度、恋愛スキャンダルにまみれても、不屈の精神でリベンジするようなメンバーは評価しますよ、という意味でしょうね...
これは、会社にたとえれば、一度くらい勤務態度が不良でも、心を入れ替えて頑張り直せば、クビにしないし評価もするよ、という意味...
ごくごく常識的な考え方だと思います。
だから、過去のことを何度もほじくりかえして叩く人の方が非常識だと思われます...
了
P.S.
水木しげるさん...
ご冥福をお祈りいたします...
ああ、昭和が遠くなっていくなぁ...
なお、『報道ステーション』で水木さんのことが取り上げられていましたが、
「楽しいからマンガを描いてるんだ」と本人が語るシーンが映されていました。
”道”を極めるというのは、どの世界でもおんなじですね。
本人自身が楽しむことが、まず第一...
それが、自然と、見る人・聞く人に伝わるものです...