乃木坂のメディア攻勢から感じる、AKBの問題点 | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

乃木坂46のホームページに出ていた情報ですが、9月後半の新聞雑誌への露出がハンパないです。
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http://www.nogizaka46.com/news/2015/09/2015-9-16-the-new-era-book-fall-winter.php

  

9月後半は主力メンバーの誰かしらが必ずどこかに出ている、という感じです。

  

そして、新聞雑誌だけではなく、映画やテレビでの露出も9月は多かったと思います。

  

たとえば、映画『ここさけ』は、公開後わずか5日で興行収入が3億円を突破したようです。
↓↓↓
http://www.oricon.co.jp/news/2059667/full/?ref_cd=tw

  

当然、乃木坂が歌っている主題歌にも注目が集まっていることでしょう。

  

9月後半は初めての冠ドラマ『初森ベマーズ』も佳境に入り、盛り上がりました。

  

乃木坂の運営は、新聞,雑誌,映画,テレビと、メディアを使って大攻勢をかけているような気がします。

  

そして、もちろん、秋元康氏がそれを後押ししていることも間違いないでしょう。

  

現場(劇場公演や握手会)だけにとらわれず、メディアという「飛び道具」を中心手段とする手法...

  

その狙いは何でしょうか?

  

ズバリ言うと、若い女の子のファン予備軍でしょう。

  

それも、1人ぼっちの...

  

メディアで乃木坂を見ていいな、と思ったら、雑誌を買うなり、テレビにかじりつくなり、アニメ好きの友人と映画に行くなりすれば良い...

  

必ずしも、”現場”に行く必要はない...

  

ファッション雑誌をネタにし、ファッションの話しをきっかけに友だちとの会話をうまく誘導して乃木坂の話題に持っていって、一緒にファンになっていくというのもアリ...

  

若い女の子たちにとっての入口がたくさんできる...

  

そして、こういう流れで若い女性ファンは増えていく...

  

若い女の子にとって、最初から一人で現場に行くのは、どうしても敷居が高いでしょうから...

  

このへんは、現場というものを過度に信仰するAKBの中高年男性ファンの盲点でしょうか。

  

要するに、”購買者心理”や、それをふまえた”購買者行動”というものを考えることがビジネスにとっては重要なんです。

  

私は元マーケッターなので、よくわかるんですよね...

  

  

さて、乃木坂46の特徴をさらに挙げると、「繊細さ」と「スマートさ」の2つが目につきます。

  

AKBの冠番組のMCは有吉さんにバッドボーイズですが、不良っぽいカラーで、男くさいです。

  

一方、乃木坂のほうのバナナマンさんは紳士的。つまり、スマート。

  

設楽さんはやさしいお兄さんのようだし、日村さんは元女子アナとつきあっているくらい。

  

イジリ―岡田さんも、乃木坂の番組のときは、おとなしめの振る舞いをします。

  

そして、番組(乃木坂工事中とNOGIBINGO)の内容をひとことでいうと、「繊細」です。

  

AKBのようなエグさや、乱暴さはありません。

  

これは、女性向けに作っているからでしょう。

  

実際に女性が多いのは事実で、私も行った神宮ライブでも多かったです。

  

ぱるるも、「女性が多くてうらやましい~」とコメントしていましたよね?

  

おっと、ぱるるというと、若い女性のファンが多いことで有名です...

  

しかし、ぱるる自身が握手が苦手だということもあって、若い女性のぱるるファンは、”現場”がキライだったりするんじゃないでしょうか。

  

うるさくて、雑然としていて、おっさん臭かったりもするから...

  

いや、ぱるるファンだけなく、若い女性のAKBファンおよびファン予備軍は、特に1人で見ているような子は、ネット上でやかましく叫ぶ、現場というものを過度に信仰するAKBの中高年男性ファン自体を嫌っているかもしれません。

  

同じく、うるさくて、さわがしくて、説教クサイからです...

  

いわく、「劇場公演と握手会は、AKBの原点であり、なんたらかんたら...」

  

いわく、「総選挙での過剰な争いが、なんたらかんたら...」

  

いわく、「前田敦子の後継者は渡辺麻友のはず、なんたらかんたら...」

  

いわく、「AKB第2章はゆいとぱるるが、なんたらかんたら...」

  

そういう説教じみたコメントを耳にして、

「うっざぁ~... 説教くせえオヤジ... うっぜえんだよ...」

って思われてるかもしれませんよ?

  

反抗期の若い女の子、ってこんなものでは?

  

ハッハッハッハ...(笑)

  

だから、ボッチの若い女子は、心ではぱるるやAKBにひかれながらも、一歩引いているのかもしれません...

  

・・・

  

つまり何が言いたいかというと、現場というものを過度に信仰するAKBの中高年男性ファン」は、若い女性ファンの新規流入をはばんでいる可能性があるという事です。

  

このことに気づいているかなぁ...
おじさんたちは...

  

だから、AKBが最近乃木坂に押されている原因のひとつは、あなた自身かもよ???

  

メンバーやグループのゆるみや、総選挙での争いなんかじゃなく、そこのあなたのせいかも???

  

  

そして、ぱるるが若い女の子に絶大な人気をほこりながら総選挙で票が伸びない原因は、このへんでもあるんだよなぁ...

  
たぶん... おそらく...

  

「説教くさくて、変にテンション高めのウザいおじさんたちと、選挙を共に戦うなんてゴメンだわ」みたいな...

  

ありがち、ありがち...

  

そう...

  

そうなんです...

  

AKBへの新規ファン(特に乃木坂ファンに多い若い女子)の流入をはばんでいるのは、

AKBの行く末を心配しているあ・な・た、なんです...

  

どう? 

案外、マトを得ているでしょ?

  

ハハハ...(笑) 

  

  
了 

  

  

  

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ぱるる推しの生ちゃんがスピリッツ表紙に登場...  

  

しかし、それにしても、昨晩の『初森ベマーズ』...

 

あれれっ!

続編予告(?)に、ぱるると咲良登場???

  

ええっ??

どうなってんの~!??