昨日のブログの続きになる...
アイドルに限らず、有名人にとって、”マジメさ”というのは諸刃の剣である。
”諸刃の剣(もろはのつるぎ)”というのは、”長所(武器)”になると同時に、ときには”弱点”にもなるという意味だ。
かつて、プロ野球の人気球団・阪神タイガースのスター選手に、掛布雅之さんという方がいた。
少し前までテレビに出ていたし、お笑い芸人の松村邦洋が物まねをしていたので、知っている人も多いだろう。
この人は、四番バッターを務め、成績もよく、人気もあったので、「ミスター・タイガース」と呼ばれていた。
ホームラン王と打点王の二冠を取ったこともある。
あの、阪神タイガースが日本一になった1985年には、「バース+掛布+岡田のバックスクリーン三連発」という、阪神ファンに限らず、プロ野球ファンなら誰でも記憶に残るドラマを作ってくれた...
読売ジャイアンツで「ミスター」と呼ばれた長嶋茂雄さんと同じく、守備はサード(三塁手)であった。
いつも、「四番、サード、かけふ...」というコールがかかると、球場はワッと湧いたものだ。
しかし、ある時、プライベートで自動車を運転していて、スピード違反をして警察に捕まったのだ。
1988年のことである...
週刊誌や新聞やテレビのニュースでも取り上げられ、阪神球団のオーナーからは、「ミスター・タイガース」の称号をはく奪とまで通告された。
そして、間もなく引退していったのだ。
・・・
だから、AKB48グループのアイドルたちも気をつけたほうがいい...
マジメさを標ぼうしていればいるほど、ちょっとした出来心で悪いことをしてしまったとき、ダメージは大きいはずだ。
マジメさで知られる渡辺麻友や松井珠理奈でも、今まで生きてきた人生の中で、1回くらいは、「赤信号のときに交差点を渡る」ということをしてしまっているかもしれない。
昨日のブログでも書いたが、恋愛は法律違反ではないが、
「赤信号のときに交差点を渡る」のは、道路交通法違反という、れっきとした法律違反の行為なのである。
そして、つい出来心で、今やってしまった場合...
そしてそれを、週刊誌の記者にパチリと写真に撮られて記事として載せられてしまった場合...
アイドル生命は、終わってしまう可能性が高い...
だから、あまりそういう事は言わないほうがいいように思う。
”芸能人”なのだから、”芸能人”としての本分(ほんぶん)で勝負するようにした方がいいように思える。
具体的には、”歌唱力”,”トーク力”,”ルックス(特に笑顔)”,”スタイル”,”ダンス力”,”キャラとしての魅力”,”癒やしのオーラ”...
こういうもので勝負して欲しいところだ...
”マジメさ”などではなくて...
昨日・今日といろいろと書いたが、言いたかったところは、赤字で示した2行である。
恋愛をせずに頑張っている人を否定しているものではないのだ。
恋愛うんぬんと言った議論が中心になって欲しくないだけである。
昨晩の『行列ができる法律相談所』では、川栄が出ていたが、”歌”と”ダンス”は苦手だと自己紹介していた。
でも、マジメさではなく、”可愛さ”や、”癒やしの雰囲気”や、”面白さ”でアピールしている。
こういうのがイイのである...
了
P.S.
ヤンキースの田中投手が復帰し、13勝目を挙げた!
まさに、野球選手としての”本分”でグラウンド上で示して見せた。
こういうのを見ると、「プロの鑑(かがみ)」だと感じる。
彼はマジめな選手だが、それをアピールしてはいないと思う...