こんにちは
読んでいただきありがとうございます。
今回はVAミニのウインザートの紹介になりますが、まずは公式の設定画をご覧下さい。
このフェイスモードの時点で既に、メガハウスさんの再現度の高さが滲み出ています
『魔動王グランゾート』といえば、魔法陣からデカイ顔が出現し、
その顔が人型のロボットに変形して戦う、といった、唯一無二の作品です
間違えても『トランスフォーマーザ☆ヘッドマスターズ』のヘッドマスターのように、顔に変形するロボットではありません。
ロボットに変形する顔です。
ファン歴35年の一人として言いたいのは、
顔→ロボットの順に変形するのであって、ロボット→顔の順ではない、
あくまで、
①魔法陣から出てきたデカイ顔(フェイスモード)が、
↓
②リアルに近いデフォルメロボット(バトルモード)に変形して戦う
というコンセプトなので、まずフェイスモードありきです。
第一段階、まず魔法陣から顔が出現する所から始まるので、
ファーストインパクトであるフェイスモードがカッコよくなければ話になりません。
フェイスモード=作品の要と言ってもいいぐらい重要な事です。
立体物として、『フェイスモードからいかにしてバトルモードに変形させるか』を考えなくては本末転倒であり、
『ロボットを最終的にフェイスモードに変形できるように設計すればいい』という逆ベクトル的なコンセプトは、
もはや作品の解釈自体を誤っていると言っても過言ではないと思っています。
特にウインザートとスーパーウインザートのフェイスモードは、
変形機構上、肩のカバーが回転し、
両サイドからフェイスモードを包み込む形になるので、取り回しがとても重要かつ難しく、
子供用玩具という観点からか、当時のプラモデルでも綺麗に再現できていませんでした。
しかしVAでは、随所に二重ヒンジ構造を仕込む事で肩カバーの回転軸を微妙にズラす手法を用い、
見事にカッコいいフェイスモードを再現してくれています
その辺りも含めて、メガハウスさんの試行錯誤と、作品へのリスペクトが伺え、
私も作品のファンとして、メガハウスさんをリスペクトさせていただいております
次回は『もくもく山に風が吹く!』
ではまた