Ariston Cafe
土曜日は夕方の4時からという開店を待っていよいよアリストンカフェに向かいます
創業は1924年で、1935年に今の場所に移り変わってからずっと変らない姿でお客さんを
迎えているのです。
特徴的なドーム型の形と優しいレンガ色の店構えがカジュアルな雰囲気ですが
実はカフェという名を超えて、トラディショナルな料理を提供する立派なレストランです。
何とも言えないいい色の看板ですね。こんな素敵な色を見つけるとそれだけでここに来て
良かったなあと思ってしまいます。ちなみに日が暮れるとこんな風景 になるそうです。
店の外に店員さんの車かはたまたルート66好きのお客さんの車なのか。。。
お決まりのプライベートナンバーです。これはイリノイ州のナンバーですが、イリノイの場合は
プライベートナンバーでもきちんとエンボスされていてかっこいいんですよね。ちなみにミズーリ州
ではプライベートナンバーにすると単なるプリントになってしまうのが残念です。
お店の中に入ると窓際の席を用意されました。オーダーを頼み窓から外の景色を眺めていると
店の奥から写真集で見たことのある男性がこちらに近づいてきました。
その人はこのアリストンカフェのオーナーのニックさんでした。軽く挨拶をして遠方から来たと
知るとおもむろに奥へ消えて2冊の雑誌を持って現われました。『これ知ってますか?これは
日本の有名な雑誌です。日本人がこのルート66を紹介してくれることを大変誇りに思います』
そしてペンを取り出し、メッセージを残して欲しいとにっこり微笑んでくれました。
中をめくるとページのいたるところに日本人旅行者のメッセージがぎっしり!サインブックと
化しています。日付とともに皆それぞれに熱い思いを書き残していました。
僕も負けじとしっかり愛情を込めて書き残してきました♪
他のページも色々眺めていると、中からポロリと名刺が一枚。。。おお、BANZAI TOUR の
小沢さんの名刺だ! 色々とお世話になっているので宣伝しておきましょう。ツアー はもちろん
僕のような単独でのレンタル でも安心です!海外バイクツアー希望の方は是非ー☆
肝心のメニューのほうは、店の名前のついているアリストンステーキサンドイッチ!
焼き加減も素晴らしく美味でした~
ニックさんは常に店の入り口近くに立ち、次から次へとやってくるお客さんの全員に声をかけて
いました。本当に町の人全てを把握しているようなそんな温かさがそこにはありました。
店のオーナーと言っても名ばかりのオーナーではなく、自分の店やお客さんへ深い愛情を
注ぎ、そこに生きがいを感じているようなそんな素敵な方でした。
ルート66の魅力は、道そのものや風景だけではなく、そこに生きる人たちの生き方にも惹きつけ
られるものがある、そんな風に思います。