「ケイトとは良い思い出で終わりたい」

ホスト時代嫌というほど言われたセリフですが、正直しっくりきた事がありませんでした。


最後まで言葉の本質がわからず‥


良い思い出で終わるってなんだ?

今となっては、本当に少しだけですがその言葉の意味がわかってきました。


結論、この言葉は女性ならではの考え方であると感じています。

独断と偏見すぎるのと特に根拠とかはないので、あくまで元ホストが話してるだけって思ってもらえると嬉しいです。


ホストがこの言葉を言われる時

大体これは最後らへんです。

最後らへんというのはそろそろ切れそうだなって時です。

指名してある程度経ち、イベントや締日など一通り共に闘い、結構なお金を使った後「思い描いた関係性になれていない」と思った姫が口にすると思います。


本題

この言葉はタイトル通り、良い思い出にしたいは女特有の考え方であると思います。


切れる原因として、結構お金使ったけど担当とは深い仲になれなかった。それは担当の素の性格や人間性が好きでない、いつまでも自分を売上対象としか見られなかった、向こうに恋人関係になる気がなさそう、良い時間を共有出来なくなった等、様々な要素が背景にあります。


でもこの言葉を使う人はホストである彼は大好きなんです。

一般人には到底理解出来ない、ホス狂い特有の感覚がここだと思います。

お店の中でキラキラしてる担当は世界で1番カッコいいのです。

だから、色んな理由でお金を使う事はやめにするけれども「大好きなホスト(アイドル)である担当との思い出は、綺麗なモノにして次に進みたい」と思います。


お金を使った自分を否定しない。

自分は他人には出来ない素敵な経験をした。

この旅は終わり。次にいかなくちゃ


そう自分でケリをつけて前に進む女の子は多いと思います。

こうやって思える人は気持ちが強い証拠です。

素晴らしいマインドだと思います。


男はどう思うのか

男には「良い思い出で終わる」という感覚はないと思います。

言い切ってますが、今までの人生で周りにそういう人間がいなかったのです。

特に僕の場合、男脳全開(昼職になってから尚更)なので、頭の中には白か黒しかありません。

要は「成功したのか、失敗したのか」ですね。

特に男の場合ゴール設定が割と明確に決まっていて(やりたい、付き合いたい等)それを達成したのかしてないのかが重要になります。


女性はプロセスを愛して、男は結果に恋をするみたいな感じでしょうか。


もし男が指名してるキャバ嬢と同じ状況になったら「ハッキリしてくれよ」というでしょう。

こっちは良い思い出なんかいらねえんだよ。

俺と付き合うのか付き合わないのか結論を教えてくれ、と。


(もちろんホス狂いでも同じ事言う人もいます。それは結構男脳ですね。それかもはや使ってる金額の桁が違うパターンか)


どれだけ綺麗な思い出にして終わらせようか悶々とする女の子に対して、男は目的が達成できないとわかると、サッサと次に行こうとします。

もう時間の無駄だからです。

あとは適当に都合のいい思い出に変換して、適当にやり過ごします。


ただ人生において「負け慣れしてないタイプ」はここからストーカー化します。

勉強が出来たエリート会社員、スポーツやった事ない帰宅部、童貞は割合多い気がします。


話戻りますが男脳はホストももちろん同じで、最終ゴールは「お金を使わせる事」です。

ただ、プロセス重視の女の子に対して「お店来て」は通用しませんので、売れっ子ホスト特有の"育て営業"は理にかなっています。


育ての期間は立派なプロセスになり、お金を使う導線になります。

「完全男脳」だとこの辺の女心がわからないので一生売れませんが、やはり売れてるホストは"女の子は将来の為にお金を使う"を理解してます。


結論

男と女は脳が違う為、目的も違います。

女は将来やプロセス、ホストの価値に大金を払い、男は結果に大金を払います。


以上です。