ホストの聖地、新宿歌舞伎町。

アジア1の繁華街はまさに弱肉強食の世界。

そんな街には「生きる伝説」と呼ばれるホストがいる。その名は"鳳 帝〟

女性人気のあるホストは沢山いるが、同業ホストからも伝説として崇められるホストはそういない。今宵は特別編、最後までご覧ください!

 

 ご挨拶

今回の記事では、鳳 帝さんご本人の許可をいただき取り上げさせていただいております。 

誰もが憧れたホスト。

最大限のリスペクトを込めてお届けします。

KEITO

 

 

まずこの記事を見る前に

https://horeru.com/column/95646/

是非こちらのサイトをご覧ください。

丁寧に鳳帝さんの事がご紹介されています!

今回、僕の記事では「他店ホストからみた鳳帝さん(以下、帝さん)」について書かせていただきますので、セットでお楽しみください。

 

前提、僕は帝さんと面識はございません。

一方的にリスペクトしていた存在です。

「帝さんみたいになりたい‥」そんなホストが6000万人くらいいたと思います。

 

 

当時の時代背景

帝さんは、僕が新人の時には既に帝王として歌舞伎町に君臨されていました。

当時のホストと今のホストを比べると、見た目も露出も売り出し方もかなり変わったなと感じます。

時代が変わればそれに伴って様々な部分が変化していくのは当たり前であり、それはどこの業界も同じだと思います。

今のホスト業界、SNSやYouTubeでの集客は欠かせないモノとなっていて、それがモロに数字に反映され、分かりやすく序列がつく時代だと感じます。

 

さて当時のホストはどうだったのか?

 

TwitterもYouTubeもあるものの、それを駆使してるホストはほとんどいませんでした。

なんなら、初期の初期はガラケーを使っていました。今と比べて明らかに情報発信限が少なく、ホストから発信出来るツールというのはブログくらいしかありませんでした。(だからどこのホストもマメにブログをやってました!

 

当時はそんな状況でしたので、意外と現役ホストも他店のホストの情報というのは中々入ってこないんですね。

あんなに狭い街なのに、他店ホストは別の国に近い感覚です。グループ同士も割と鎖国的な雰囲気の漂う歌舞伎町。

 

当時はそのような時代です

 

 

歌舞伎町で鳳帝の事は誰でも知ってる

他店の正確な情報が全然入ってこない街、歌舞伎町。そんな中でも歌舞伎町の住人は皆全員「鳳 帝」という名前は知っています。来日したての街の怪しい外人でさえ知ってます。

 

「歌舞伎町に石を投げれば帝の客に当たる」とどこかの動画で紹介されていましたが、僕もそれを聞いた事がありますww

 

これだけ情報が回らない時代にも関わらず、マジで全員が知っていたホストっていうだけで凄い事だと思います

 

 

僕が帝さんを知ったキッカケ

キッカケはヘルプで着いた際の女の子からの話題でした。

その女の子からは「ミカちゃん」や「ミカティー」と呼ばれており、ペーペーの僕は"ミカちゃんっていう源氏名のホストが凄いらしい"という何とも素人ならではの勘違いをしたのがキッカケです。

 

「ミカちゃんってどこのホストなの?」と聞くと、「はっ?あんた鳳帝知らないの?」と言われました。

 

僕「え?おおとりみかど?」

姫「えっ!やっばー!鳳帝知らないのヤバいよ!」

 

トイレで速攻ホスホスをチェックしました。

「この人が鳳帝かぁ‥」

ヴィジュアル系のイケメン。

かっけぇな、、、

そしてヒョウ柄の宣材。本当今でも覚えています。当時の宣材は上下ヒョウ柄でした。

大阪出身と書かれており、「わーすげぇ!さすが大阪!!」となりました。

 

そして何より1000万プレイヤーの実績紹介。

当時のホストは今みたいに1000万プレイヤー自体、歌舞伎町にも全然いませんでした。

だから1000万売るというのは、当時のホストからすると「超売れっ子ホストの象徴」という立ち位置です。

「億ホス」はもはや幻でした。

本当にめちゃくちゃ度肝を抜かれたの覚えています。

この人が鳳帝か!!!!ヤバすぎるな!!!!

 

 

  鳳 帝 在籍店はスター軍団

 

僕はプレイヤー時代、歌舞伎町の中で1度移籍しています。

中箱、大箱と経験しそれぞれの時代での店売りやプレイヤー自身の売上アベレージなどは何となく把握していました。

 

現代のホストは異常なくらい高い売上を出していますが、当時の小箱〜中箱くらいの規模感であれば総売500あればNo. 1取れてしまいます(多分ここは今でもそんな変わってない)

 

当時の店売りも2〜3000万いけばOK、4000万からは流行ってる店かどうかの分岐点と言われていました。ただこれはあくまでも小箱〜中箱の話です。

 

今回、取り上げさせていただいている鳳帝さんの在籍されていたお店では恐らく上記の倍以上はいかれていたのではないかと推測します。

 

今のホストバブルの単価と昔の単価は全然違いますが、現代にあったとしても歌舞伎町トップラインで戦えるお店は本当に恐ろしいモンスター店でありました。

併せて、今の歌舞伎町を席巻している、くまプロ くまの心社長、ユグドラシル社美緒会長、MIZUKI GROUP水城空城オーナーなんかも同じ店、同じ系列店舗におられました。

 

帝さんを初めとする、上記の方々はもちろんキャストとしても当時から死ぬほど売れていました。正真正銘のスター軍団です。

 

そんな歌舞伎町スター軍団のNo. 1が帝さんであり、そのホストの王様が歌舞伎町の時代を創っていきました。

 

 

他店ホスから見た 鳳 帝 伝説

 

 ①悪い噂を聞かない伝説

結論から言うと、僕は帝さんの悪い噂、悪口は一切聞いた事がありません。これってかなり珍しいです。

ホストの世界は基本的に嫉妬や妬みが満載で、例えば同じグループのホストがバースデーでロマネが入ったとして

「いやいやあいつは掛け間に合ってないから今回も間に合わない」とか言い出します。

 

他店のそこそこ売れてるホストに対しては、あいつは殴ってお客さんを引き摺り回してたとか、俺のお客さん指名してたけど鬼枕らしいとか、まず素直に褒められる事はあまりありません。

 

ただ、帝さんは違いました。

本当に1回も彼の悪口を言ってるホストを見た事がない。ましてや、通ってる帝さん指名の女の子からも一切悪い情報が出ない。

 

これって、かなり綺麗な営業を普段からしていないとまず不可能です。そしてお客さんと良好な関係を築き上げ、強い信頼関係で結ばれていたのではないかと思います。

歌舞伎町はある意味正直な街です。

 

 

 ②1日指名5卓で暇やわ伝説

帝さんの魅力の1つとして圧倒的な客数が挙げられます。具体的にどのくらいの姫がいたのかは不明ですがイメージとしては普通のホストの10倍くらいはいそうだなって思ってました。

 

そして、これは他店に同業行った際、どこかの社長が言ってたのですが

「鳳帝さんっておるやろ?あの人、1日5卓で"今日はヒマやわ"って言うらしいわ!普段どんだけ呼んでんねんwワハハ!乾杯!」と言っていました。

 

当時は、月の指名本数100本も稀な存在でした。帝さんの記録を見てると年間指名本数1800本。

つまりは毎月150本いってる計算になります。

 

通常の売れてるホストでも、100本いく月はバースデーとか昇格祭とかのイベント月が多いんですが、帝さんの場合通常運転、なんて事ない普通の月で150本超えしているクレイジーさ。

 

当時は今のようなキャッシャー会計制度もないので純粋なお客さんの来店による数字カウントとなりますので、改めてその客数がどのくらいヤバかったのかがわかります。

(ちなみに僕は1度だけ月100本超えましたが、10年やってたった1回ですwはずいw)

 

 

 KEITOが偶然街で鳳帝に出くわした!衝撃の電話内容伝説

こんな僕ですが本当に一度だけ歌舞伎町で帝さんと遭遇した事があります。

営業後どうしてもラーメンが食べたくなり、当時行きつけの味七(今は閉店しちゃってる‥)にて味噌ラーメンを完食。

腹一杯の僕はフラフラ歩いていると向こうからスタイリッシュでスーパーサイヤ人4くらいのオーラを放ってるホストが電話をしながら歩いてくる。

 

ん?あれ?鳳帝だ!!!!!

 

突然のレジェンドの襲来に思わずガン見してしまう僕。

すると帝さんも

「え?何?そんな見る?」みたいな雰囲気で僕を二度見。

不思議そうな顔で通り過ぎていかれました。

周りの人間も(おい、あれ鳳帝だよ)とヒソヒソ。そんな僕、レジェンド遭遇と感動共に聞いてしまったのです。鳳帝の生電話。

 

ダンボKEITOによって盗み聞きした会話はこんな内容でした。どうぞ

 

帝さん「お〜それは良かったなぁ。え?おい、ウンコはアカンやろぉ〜」

 

ウンコはアカン?

ウンコはアカン?

 

どの流れでその会話になったんだ?

なぜウンコはアカン?なんで?なんで?

 

これが僕の帝さんとの出会いです(かなり一方的かつすいません的な内容で申し訳ないです)

 

 

 ④ホスホスが帝ポーズばっかりになっちゃった伝説

空前の鳳帝ブームで歌舞伎町の女の子はもちろん、ホスト達もかなり影響を受ける事になります。それはホスホスを見れば明らか。

どいつもこいつも帝さんお馴染みの"頭に拳銃ポーズ"をやり始めていました。マジでどこの店のページにも必ず2〜3人はいました

 

併せて「歌舞伎で1番楽しみたい!そうやろ?」

この帝さんのキャッチコピーをパクリ

自分のページにも「○○で楽しみたい!そうやろ?」と載せるホストも大量発生していました。

 

 

 ⑤ホス毛改革伝説

僕らの時代何といっても髪型がかなりヤバかったです。ヘアメするのは常識で、今のようにナチュラルなセットではなく出会って1秒でホストとわかる髪型をしていました。

特に前髪はM字バングが主流で、

これは通称「ホス毛」と呼ばれていました。

そんなある日いつも通り、ほすほすで帝さんを確認していると宣材が更新されていました。

 

‥‥ホス毛が、2本になってる!!!!!

 

基本1本のホス毛が、2本になっている帝さん。

そこから先は言うまでもなく、ホス毛2本をヘアメで注文するホストが大量発生しました。

めでたく僕も2本でやってました。

 

 

 現役ホストもただのホス狂いになっちゃう伝説

何度も言いますが当時は情報が入って来ない時代です。そんな時ホスト達はどのように他店の情報を仕入れていたのか。

それは「ホスホス」です!

気になる他店情報は基本的に最初はホスホスからです。

それぞれのホストが月末の締め日を終え、月初店に来てチェックする事は、自身の店のナンバー更新と、帝さんのナンバーチェックですw

 

僕自分も店の更新ページを確認した後、すかさず帝さんのページへ。

 

「今月もNo. 1か‥売上は?また1000万Over?!今月は1500万売ったのかよ!すげええええ」てな感じです。

 

そしてこの数字は毎月どんどん上がっていっていました。悪くても最低1100万のイメージです。どんだけ売るんだ。

ナンバーチェックが終わったら次はトピックスページに。どんなイベントだったんだ?服装は?なんか高額入ってる?

 

そう、まさにホス狂いとやってる事は一緒です。ちなみに僕の店のほとんどのキャストも全く同じ事をしていました

 

 

 自称 鳳帝客の初回大量発生伝説

歌舞伎町にはミーハーでブランド志向が強い女の子が沢山います。そしてそういう女の子達は当時、「初回では鳳帝を指名してると言おう」みたいな流れがあったと思います。

 

着く初回着く初回、マジで自称 帝さん指名ばっかりの時期がありました。恐らくですが、一度初回で帝さんとお会いしたか、数回指名で行ったか、もしくは完全に行った事がないかのどれかだと思います。(もちろん本物の帝さん指名の方も沢山いらっしゃったと思いますがw)

 

やっぱり鳳帝を指名しているというブランドは強く、ホスト側も「鳳帝指名はチャンス!だってあの鳳帝を指名してるくらいなら相当お金持ってるぞ!」というモチベーションで普段より手厚い接客をしていました。

 

卓の話題でも帝さんの名前はよく上がり、もはや全員帝さんの枝なのかなこの人達は?と思うほどでしたw

 

 

【見ていただいてる方へのお願い】

 

  もし他にも鳳帝伝説ありましたら是非お知らせください!!!!

 

 

KEITOが鳳帝に憧れた理由

僕が帝さんに憧れた理由として、もちろん毎月の売上やルックスもあります。

ただ帝さん指名の女の子から毎回聞いていた

「帝の接客は本当に面白い」ここにかなり惹かれていました。

 

当時から置物や本営ガチガチスタイルのホストは沢山いましたが、僕はホストとしては魅力に感じませんでした。

顔面が良いのはホストとして立派な武器だし、女の子との関係性を強固にする事で接客しなくても店に来てお金を使うというのはある意味それも技術だと思ってます。

 

ただ、僕の中ではホストはやっぱり接客が1番だと思ってます。に行っても何にも喋らない担当と姫、一体何が楽しいのだろう。

 

顔面や人身掌握は持って生まれた才能ですが、接客は経験と意識でどうにでも変える事が出来ます。

 

「店に行っても楽しい、店以外も楽しい」

 

これがホストで大金を使う理由であって欲しいと思っています。

本営同棲でガチガチに縛るのは否定しませんが、そこだけに尖りを見せて現場で何にもしないホストはその女の子以外に再現性を出せるまでに時間がかかります。

かつ、特殊な女の子しか相手出来ないという弱点であるとも思います。

要は、極一部の層にしか強くないホストという事です。

 

接客レベルこそホストの戦闘能力であり、そしてその接客レベルを上げる事はとても難しいのです。

 

帝さんは接客レベルがかなり高いと評判でした。

接客レベルが高いからこそ、色恋本営結婚営業などの所謂エグい営業をせずに毎月コンスタントに1000万以上売り続け、年間2億近くも売れるんだなと思っていました。

 

「ホス狂いと一緒にホス狂いをした」と動画で帝さんがおっしゃっていましたが、接客スキルに併せてめちゃくちゃマメであるとも聞いています。

ホストの基本は連絡のマメさであり、そこに接客スキルが加わる。

これは売れるホストとしての不変的な要素であって欲しいです。

 

「連絡はしないけど金は使え」

これは通らないですよね。

現代のホス狂の姫達は担当に痛いと思われる事に過敏すぎます。

 

連絡がない=さみしい

これは普通です。

 

帝さんはサブ担のプロと言われる由縁は、連絡のマメさと接客スキルの高さであると感じます。

実はホストとしても、1人の女の子にガチ本営かけた場合はそれなりに時間を取られ他のお客さんが出来ないというパターンになりがちです。

 

実は帝さんの「サブ担」としての売り方は、ホストとして合理的であり、1人の女の子への負担が他のホストに比べ少なく、満足度の高いお客さんが次から次へと連鎖する。

まさに超理想的なホストであると感じ、当時強い憧れを抱いていました。

 

これには、ルックス、キャラ、接客スキル、マメさ、人間性全てが絡み合っていないと不可能ですので、やっぱり鳳帝というホストは「特別」なんだなと元同業として強く思います。

 

【最後に】

今回は、鳳帝さんについて取り上げさせていただきました。

歌舞伎町には帝さん以外にも沢山のカリスマホストがいました。その中でも知名度、影響力を兼ね備えるホストは数少ない貴重な存在です。

 

帝さんはまさに時代の象徴であり、日本一のホストとして現代でも語り継がれています。

今年、プレイヤー復帰されてYouTubeや現場でも精力的に活動されています。

 

僕は、いちファンとしてこれからも鳳帝というホストを応援していきたいと思っています。

 

一度現場から離れてプレイヤーで結果を出すというのは世間が思ってる以上にハードルが高く、恐らく10000人のレジェンドがチャレンジしても1人くらいしか成功出来ないと思います。

その1人に鳳帝さんならなってくれると信じています。

 

最後になりますが、僕のような弱小ブロガーにご協力いただきました事、帝さん並びに関係者の皆様本当にありがとうございました。

 

「鳳帝には、Kingがよく似合う」

Thank you! I'm wish for your success in everything!       KEITO


●鳳帝さん

・Twitter→@mikadoootori

・Instagram→@mikado_otori

・ホスホスhttps://www.host2.jp/shop/anarchy/mikado/index_sp.html


・YouTube 

https://youtube.com/@otorimikado?feature=sharea