ホストをやる以上、客の取り合いは当たり前です。

この争いは必ずつきまといます。

ローランドさんでさえ、過去はそうだったのです。


今回は、過去にあった主の経験や、実際に見た客の取り合いバトルをお話しします。


基本、他店ホストと表だって争いをバチバチにやる事はほぼないのですが記憶に残っているお話をさせていただきます。


ケース①

ホスラブ叩きまくり作戦


陰湿な他店ホストを敵に持つと、叩かれる事があります。

その内容はとてもプライベートなものから、あることない事書かれたりします。


例えば、普段から囲ってる自分のお客さんが気晴らしで初回に行った際、その店の送り指名を想像以上に気に入ってたり脅威になると感じたら、陰湿ホストは間違いなく潰しにいきます。


どんなホストだったか、プライベートはどんな感じの事を言ってたかなど聞き出して情報を得ます


そこから「火のない所に煙を立たせる」のです。


特にホストは同業者なので、「ここを叩けばこいつは痛いだろう」というのが分かりますので、見つけ次第、そこを目掛けて徹底的に叩きまくります。


突如スレが荒れだしたりする場合、他店ホストが荒らしていたり、既に荒れてる場合には参戦して更に荒らす事があります。


「あ、これ絶対ホストが書いてるわ」っていうのは結構分かりますね。


主の働いていた当時の同僚がそれを喰らってしまい結構病んでいました。


ホスラブの影響は結構あって、一時的にでも売上は落ちる可能性が大いにあります。


そこから持ち直すのはそのホストの根性次第です



ケース②

身代わり対応職人


こちらも陰湿ですが、担当ホストが女の子の携帯から本人に成りすまして、ライバルホストにLINEの返信をしたりする事です。


ガッツリと囲われている場合結構あります。


女の子は気に入ったホストが出来た場合、最初は少なからず「期待」します。


その「期待」を色々な角度からぶっ潰していく作業です。


・わざとクソ痛い女を装ったLINEをしまくり相手に諦めさせる


・女の子がこうなったらいいなっていう展開を先読みして、そうさせない為に事前情報を駆使して核心をつくメッセージを送って現実を見せる(同棲、彼女、結婚)


・ストレートにもうLINE送って来ないでと言って切らせる


などです。

これは様々な狙いがあります。


まず、自分の手で終わらせる事で安心する事。

他店へ流れる事への抑制。


あとは女の子が嬉しくなる事を期待しての事です。

その姿を見て「大事にされてる」と思わせる事も狙いに含まれています。

俺は本気で好きだからここまでやるんだ、っていう話に持っていきたいわけです。


過去のお客さんで、「ゴメン、担当が勝手に返しちゃって」と言われた事があります。

本当か嘘かはどうでもいいですが、結構言われた事あるので本当も大いに混じってると思います。



ケース③

店ぐるみで他店ホストを潰す


担当卓に着いたヘルプで徹底的にその他店ホストを潰します。


女の子からすると、担当が他店ホストを切らせる理由は「どうせ自分の売上が減るからでしょ」と思ってしまい、心の中ではうっせぇわと思う事でしょう。


ただ、その相手が仲のいいヘルプだったりすると逆に嬉しくなってしまいます。


「店から大切にされている」と思うからです。

前提で、ただのヘルプなのにここまでして引き留める理由がない!って思うかもしれません。


また普段ホストの事を相談できる人がいないから、人に聞いてもらう事で妙に納得してしまう事もあるかもしれません。


でもそれがヘルプの大切な仕事の1つである事は間違いありません。

担当が切れ切れ言うと、器の小さい奴だと思われる為ヘルプがめっちゃ頑張ります。

主もやってましたよ。責任ないので言いたい放題言ってました。


ただ、テープの様にそんなホストやめなよ!そんなホストやめなよ!しか言えない馬鹿ヘルプの言葉はあまり効果はなく、心から引き止めてくれるヘルプやちゃんとした理由を持って引き止めるヘルプがいると割と行かなくなるのも事実です。


(※正しくは心から引き止める風&それっぽい

理由を述べてる風)



女の子も言ってる言葉よりも、必死に引き止めてくれる事を望んでやってるパターンもかなりあり、ぶっちゃけ茶番みたいものなのでその辺は姿勢を見せる事が大切だと思います。



次回 後編