死語という沼 | 備忘録以上、評論未満。

 

 

大人気のうちに終了した

 

ドラマ『不適切にもほどがある!』

 

の影響が強いのか

 

ここ最近は昭和や平成の

 

「死語」に関する企画が

 

多くのメディアで目立つ。

 

そして

 

「死んでる語彙」という

 

ネガティブなネーミングにも関わらず

 

だれもが楽しそうに

 

死語を語る。

 

面白いよね。

 

たぶんだが

 

年配層は自分が生きた歴史の

 

振り返り(懐かしみ)になるし

 

若者層は自分が生きてない歴史だから

 

情報として新鮮なのだろう。

 

死語を通して

 

幅広い世代がワイワイできるのは

 

すごくいい感じがする。

 

死語一覧はこちら。

 

 

 

 

 

そういえば昨年

 

某ミーティングで

 

アウトオブ眼中、使ったわ(笑

 

取引先の社員(20代女子)が

 

ポカーンとしていた。

 

ジーパンとか女子力も使うなあ。

 

気がつくと死語を口にしている。

 

でも考えてみると

 

世間(たぶん一部の人々)から

 

「死んでる=もう使わないよ」

 

と言われても

 

自分の中では死んでないから

 

使っていいと思うんだよね。

 

世間の基準が必ずしも

 

自分の基準にはならないわけだし。

 

 

自分に言い聞かせてます。。笑

 

 

 

 

そもそも

 

「死語」っていう言葉自体

 

いつからあるんだと調べたら

 

これがまた驚いた。

 

 

 

 

このリンク先の運営者は

 

小学館の辞典編集長だった方だが

 

この方によると

 

室町時代にある僧侶が

 

「死語」という言葉を

 

書き物として残しているそうだ。

 

 

室町!!!

 

 

すげーな。。

 

死語と同じ意味の言葉として

 

「廃語」ってのがあるんだけど

 

この廃語は

 

あの宮武外骨が使っていたらしい。

 

 

 

ジャーナリストで著作家だから

 

廃語って言葉を

 

どこかの文献に見つけて

 

さも自分の言葉のように使ったのかも。

 

宮武外骨の造語とは思えない。

 

造語かもしれないけど。

 

 

 

じゃあ明治より前の江戸は

 

どうだったのかと考え

 

ちょっとネット検索すると

 

面白いのが出て来た。

 

 

 

 

 

マブいって言葉自体が

 

わたしから見ても完全死語だが

 

これ江戸時代から使われてるって

 

面白いね。

 

しかも

 

盗賊が使っていた俗語。。笑

 

やっぱり流行語って

 

俗語から生まれるんだよ。