こんなタイトルをつけると
不穏な内容をイメージする人が
いるかもしれないが
そういう内容ではないので
どうか安心してください（笑
母校である早稲田大学は
いまや半数くらい
あるいは半数以上（六割弱）が
付属校や系属校や指定校からの
推薦入学だと言われる。
慶應義塾大学も同じだと言われるし
実は早慶に限らず
首都圏の大学でここ十数年
推薦入学の比率が急上昇している。
そこにはメリットがある。
①早々の入学決定で学校の経営が安定
②大学受験用の勉強時間が必要ない
③家庭内での緊張度を高めるリスク消滅
ほかにもあると思うが
学校や受験生にとって
推薦入学はメリットが高い。
いやいや
デメリットもあるだろ？
とか言われそうだから
それも列記する。
①受験を突破する生徒が入ってこない
②受験という努力経験が生まれない
③大学側が見込む受験料収入が減る
ほかにもあると思うが
思いつくのはこんな感じ。
努力する経験は
たしかに貴重だと思うが
いま思うのは
「それは別の機会にも十分ある」
ということ。
大学受験という時期だけが
人生のすべてではないし
むしろ人生は
そこからが長い。
だから受験せずに
希望校に推薦入学できるのなら
それに越したことはない
というのがいまの本音。
それでも自分が受験したい
なんらかの理由があるなら
チャレンジするのもいいんじゃね
という考えもある。
いい加減？（苦笑
なお
わたし自身は
浪人を経験しているが
（予備校にはほぼ行ってない）
浪人も経験しなくていいと思う。
家の経済的余裕はゼロだったので
受験料とか上京費とか学費とか
翌年に必要となるお金のために
バイトばっかりやってたので
あの一年はなんだったのかなと
いまも苦笑する。
楽しい思い出はない。
だがそうすると
つまり浪人時代を経ていないと
いまの人生で出会うべき人々と
確実に出会わないことにもなる。
時間の「ずれる・ずれない」で
出会う人の顔ぶれは変わる。
いまの世界線に
意外と満足しているので
それもどうなのかなあ
と複雑なんだよね胸中（笑
まあでもこれって
58年間生きてきた結果として
思ってることだから
時間が経ってみないと
やっぱり起きない感情なんだろうね。
しっかり受験勉強して
志望校を目指したい人は
やっぱり応援したい。
というか時期的に
そろそろ決まる頃かな？
わたしは高校の成績が
推薦入学などとは
ほど遠かった。
（平均評点値が3.3＝中の中レベル）
入学と同時に審査を受けた
育英会の奨学金申請時の面談で
「キミ成績悪いから無理かもね」
と言い放たれたくらい。
それでもなんとか
利息付きの貸与奨学金を（第二種）
ゲットできたが
そういう人間は推薦入学とは
まったくの無縁だから
一般受験で勝負するしかない。
これはこれで
人生勉強にはなった反面
「受験はもう二度と嫌だな」
というトラウマが生じた。
だから大学時代
付属校や系属校や指定校推薦で
入学した連中を
すんげー嫌ってたね。
おまえら受験戦争に
さらされてないだろうと。
卒業してしばらくは
そういう感情だったんだけど
あるとき（30代前半）
ふと思った。
「推薦入学の連中だって
学校の成績で頑張ったんだろう。
頑張らなかった俺がなんで
あいつらを批判するのかな？」
って。
なんか変だなってね。
コンプレックスがあったんだと思う。
自分は頑張ってなかったから。
そこからかな。
「推薦で受験の経験ないんです」
と言われても
おお
この人は学校の勉強で
頑張ったんだなと
逆に尊敬できるようになった。
わたしも次の人生（来世）では
推薦で入学できるように
頑張ります（笑
浪人して明治大学を一般受験して
見事合格したTBSの安住アナは
推薦入学を目の敵にしている
みたいですが
まあそこまで
敵視しなくてもいいのでは？
人生の難関は
大学受験じゃないから。