ノアの大洪水は、ニビルの巨大な重力で南極の氷床が崩れ落ちて発生した大津波が原因だったが、それだけではない。
ニビルの接近により気候も大変動し、とてつもない豪雨が降り注いだ。
これより以前には小惑星帯からの隕石が降り注いだ。
これと同じ事が太古の昔にも起きており、ニビルの衛星がティアマトに衝突して地球が誕生した。
つまり、ニビルの長楕円周回軌道は、太陽系の惑星に対して、とてつもない影響を及ぼすのである。
最近の接近は紀元0年前後、ベツレヘムの星として天空に輝いた。
その時にイエスが誕生し、最接近の際に処刑され、天変地異が起きた。
それは、聖書にも書かれている。
そして沿岸部にあった都市、例えば日本近海の海底遺跡などは現在も海中に眠っている。
しかし、その後、とうとうニビル人のエゴによって破壊してしまった。
それで地球からも金が運ばれなくなった。
現在のニビルは、遠日点から2~300年ほど地球側に向かっている距離にある。
最接近は3500年頃である。
この時の隕石の一部は、メキシコに落ちていた可能性がある。
紀元前1万800年のこの時期はヤンガードリアス期と呼ばれ、約10年の間に気温が約7.7度以上下降したという事が科学的調査でわかっている。
これは氷期から間氷期に移行する時の急激な温暖化によって、北半球の氷床が溶解し、大量の淡水が大西洋に流入して海洋・気候のシステムに大きな影響を与えた為と言われていたが、
「米科学アカデミー紀要(電子版)にメキシコや米国などの研究チームが発表する論文によると、チームはメキシコ中部のクイツェオ湖(Laguna Cuitzeo)にある1万2900年前の地層を分析。
通常は見られない、急激な加熱と冷却により出来たダイヤモンドの微粒子などが含まれていた事から、山火事や火山噴火ではなく彗星などの空中爆発や地上への衝突が起きたと結論づけた。 」
平成24年3月6日(火)の朝日新聞朝刊、37頁
この出来事は、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカだけではなく、ヨーロッパ、アフリカ、そして中東にも影響を及ぼした。
ヤンガードリアス期はヨーロッパに非常に大きな影響を与えたが、世界各地でも類似の現象が報告されている。
・ノルウェーやフィンランドがあるスカンジナビアにおける、森林から氷河性のツンドラ(代表的な植生がチョウノスケソウ)への交代。
・世界各地での山岳部、山脈部での氷河作用の進行もしくは降雪量の増加。
・アジアの砂漠起源の塵(ちり)の地球大気中への増加。
・レバント(シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル)の南部のナトゥーフ文化(紀元前11000年頃 - 紀元前8500年頃)で、農業が始まった原因と言われる。
レバント地方の旱魃(かんばつ)。
このニビルの接近の後、海水面が100メートル上昇した。
そのため、多くの遺跡は海面下に眠ることになる。