エクアドルのタヨス洞窟からの出土品

 

 エクアドルにあるタヨス洞窟(Cueva de los Tayos)からも、

数千におよぶ金属製の古代の文書が発見されている。

それをカルロ・クレスピ氏(1891年〜1982年)が所有していた。

ここでもニンギシュジッダの共通点が見られる。

 

左の出土品の2人の人物の上に、鷲(わし)が見られる。

同じ鷲(わし)のデザインは紀元前3000年頃のイランのジーロフト文化から出土していて、

ニンギシュジッダのシンボル。

右の画像にも人物の左右に2匹の蛇、頭に角のある冠、ゾウ、太陽、三日月、

右端の菱形の模様があるので、ニンギシュジッダという結論。

そのゾウの右側に縦横のマス目が見られるが、

これらに描かれているものすべてがニンギシュジッダのシンボル。

 

ジーロフト文化の鷲(わし)の遺物。中央に鷲がいるハンドバックの左右には2匹の蛇がいる。

 

同じくジーロフト文化のハンドバックには、角の生えた人物と2匹の蛇が描かれている。

 

ゾウはインドのニンギシュジッダを表した出土品でも見られ、

太陽はエジプトの有翼円盤の真ん中に見られる。

 

 

次の出土品にはピラミッド、太陽、ゾウなどが描かれている。

南米大陸にゾウはいないが、紀元前1万年以前にはいたことが分かっている。

 

次の左側の出土品には、ゾウ、太陽、ピラミッドとジグザグ模様が見られる。

つまりこのピラミッドの上部にいる人物もニンギシュジッダということ。

右の出土品の人物の左側には縦横のマス目が見られるので、これもニンギシュジッダとなる。

右足の横に7つの丸が見られるが、これもメソポタミアなどで見られるシンボル。

 

縦横のマス目のシンボルは、メソポタミアの出土品のサソリの右下に見られる。

ここには三日月、亀、サソリ、8芒星などもあり、

ニンギシュジッダのシンボルがまとまっている。

 

 

メソポタミアの7つの星のシンボル。

八芒星、三日月、有翼円盤の並びに見られる。

 

 

このメソポタミアのシンボル表には、右上に7つの星がある。

 

 

下のタヨス洞窟の出土品では、ピラミッドの左右の猫の上に蛇が2匹見られる。

猫もニンギシュジッダのシンボルということになる。

ここでは2匹の蛇、ピラミッド、太陽、ゾウ。

太陽の周囲には9個の丸があるので、9も聖数となる。

 

左の出土品でもピラミッドの左右に2匹の蛇と太陽、周囲のジグザグ模様。

右の出土品では、三角形、太陽、三日月、ゾウ、右端に1匹の蛇、

左の人物の棒の先に六芒星、下部のジグザグ模様。

これら全てニンギシュジッダのシンボル。

さらに左の出土品のピラミッド内と、右の出土品のジグザグ模様の下に2重の丸がある。

これと同じデザインは、エジプトのホルスの目と2匹の蛇の装飾品にも見られる。

現代でも太陽を表す記号として使用されている。

つまり太陽神ニンギシュジッダを表す。