【週刊】市場状況レポート 2017.2.13-2.17 | FX,CFD相場メモ タイムリミット

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FX、CFD等の使える情報を書いています。
主旨は自分本位の相場メモとして利用なので
他の方が使えるかどうかはわかりませんが…。

※お知らせ
次回更新は2/26を予定しています。よろしくお願い致します。


※当レポートの見方
相場動向の分析判断には、1時間足、日足を用いています。


【週末データ】
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[NY市場クローズ時レート (日本時間 土曜早朝6:59)]

日経先物CME :19,155(15:00→6:59 -79)
ドル円    :112.84(15:00→6:59 -0.55)
VIX      :11.49
原油(WTI) :53.38



[来週に向けての所感]
(突発的な事件、事象などによる相場の急変動には臨機応変な対応は前提として)
為替も日経もレンジの下限に近付いたと判断、米債利回り→為替→日経の流れで、再びレンジ上限に近づき、先週分の下落幅は取り戻すと予想。ただ、このレンジ突破には明確な材料が必要。東芝の一件で叩きのめされた国内勢のセンチメントが相当弱いことには注意。



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【市場フロー】
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(ドル円113.99)「前週末からの上昇スピードが速いため、利食い売りが出ている。」(外為仲介業者 2/13)
(ドル円113.53)「ロンドン勢から調整売りが出ているようだ。明確な方向感が出る様子ではない。」(国内金融機関 2/13)
(ドル円113.70)週明け早々とあって商いは比較的薄く、朝から動きの鈍い状態が続いている。(時事通信 2/13)
(ドル円114.33)114円台は引き続き利益確定売りなどが出やすく、ドルの上昇は抑えられている。(フィスコ 2/15)
(ドル円114.42)「午前中で一巡し、その後は調整的な取引にとどまっている。」(為替ブローカー 2/15)
115円近辺は売り注文が厚いとの観測もある。(みんかぶ 2/15)
(ドル円114.33)「少し上昇すればすぐに利益確定に動いている。なかなか腰の据わった買いなり売りなりが出にくい印象。」(外為どっとコム総研調査部長 神田卓也氏 2/15)
(ドル円114.16)「115円前後では利食い売りが厚く、当初は上昇した米長期金利が上げ幅を縮めたことでドル円も調整売りが強まった。」(大手邦銀 2/16)
オプション絡みの防戦売りに上昇を阻まれ、その後は利益確定売りに押されている。(フィスコ 2/16)
(ドル円113.29)「国内勢のドル買いが観測され、ひとまず113円での底堅さを確認した。」(国内金融機関 2/17)
(ドル円113.29)「中長期の投資家は円安に振れたら買って、円高になったら売るというのを繰り返している。資金が米国株だけに集まっている。」(大和証券シニアストラテジスト 石黒英之氏 2/17)



[日経について]
19500円レベルでは戻り待ちの売り圧力は強い。(フィスコ 2/13)
(日経19500円)「先高期待が強く下値も堅い。米国株高が続いている間は海外からの資金流入が見込める。」(国内証券 2/13)
(日経19450円)「日米首脳会談もあまりにも無風だった。このところダウンサイドリスクを意識したポジションに対し、相場が逆目に動くケースが多い。ディーラーが減った分、下がったところで買い、上がったところで売るアルゴリズム的な売買が跋扈(ばっこ)している。レンジ相場も長引きそうだ。」(国内証券トレーダー 2/15)
(日経19450円)「現状の日本株はPERなどで割高感があるわけではなく、利益確定売りは限定的。前日にショートポジションを組んだ投資家の買い戻しも入り、下にも振れにくくなっている。」(国内証券 2/15)
「海外年金勢の買い観測が出ており、これが買い越し姿勢に反映されたようだ。」(国内投信 2/15)
(日経19300円)円高進行に歩調あわせ先物に売り。(日経新聞 2/16)
(日経19237円)「現金を用意して買い時を待っている個人投資家が多い。」(大手証券営業担当者 2/17)
(日経19248円)日銀のETF(上場投資信託)買いの観測もあり。 (ロイター 2/17)



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【市場センチメント】
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“円安けん制”がなされなかったことを考えると、“ドル円急落のリスクは大きく後退”と見てよさそうです。(株式会社マネーパートナーズ 2/13)
(ドル円113.99)「トランプ氏が今後何を言い出すかわからず、上値追いには慎重にならざるを得ない。」(大手邦銀 2/13)
円相場は当面トランプ砲の標的にならないとの安心感が広がった。(FXWave 2/13)
「不規則発言の存在感が際立っているトランプ大統領を介さなくてもよい仕組みを創設できた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ為替ストラテジスト 植野大作氏 2/13)
「ドル安/円高の圧力が完全に消えたわけではなく、2、3カ月のスパンでみれば、ドル円にはダウンサイドリスクがある。」(シティグループ証券・チーフFXストラテジスト 高島修氏 2/13)
今回の首脳会談を経て、当面の悪材料は出尽くしたのではないかとみている。(外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和氏 2/13)
(ドル円113.92)「友好関係を深め、トランプ氏が日本を名指しで批判してくるリスクが後退したことがやや円売りの材料となっている」(国内証券 2/13)
(ドル円114.05)「日米首脳会談が円高イベントになるとの警戒が強かっただけにドルを買い戻す動きがあるが、ここからさらに上を買っていく材料はない。だんだん上値は重くなっていくのではないか。」(邦銀 2/13)
(ドル円113.92)「日米首脳会談後のトランプ氏の会見では過激な発言が抑えられていたが、中国に対する通貨安批判が出てくる中でドル/円が急落した。本音では警戒している人が多いのではないか。」(金融機関 2/13)
(ドル円113.55)通商・通貨政策を巡る火種は消えていないとの見方が強い上、北朝鮮のミサイル発射で地政学的なリスクも意識され、値動きは小幅にとどまった。(毎日新聞 2/13)
(ドル円113.39)「米トランプ政権の閣僚が早々に辞任したことで、先行きの不透明感を嫌気している。」(邦銀 2/14)
(ドル円113.45)「議長証言は予想よりもタカ派的だったが、さらに上値を追っていくほどの材料にはなっていない。」(国内銀行 2/15)
(ドル円114.33)日経平均先物は堅調地合いを維持しており、目先の日本株高継続をにらんだドル買いが入りやすい展開に変わりはない。相関性の高い米金利次第だが、現時点でドルが114円を割り込む展開は想定しにくい。(フィスコ 2/15)
(ドル円114.33)「市場はまだ半信半疑で、一気にレンジを上抜けていく様子ではない。」(外為どっとコム総研調査部長 神田卓也氏 2/15)
(ドル円114.33)「個人投資家が慎重姿勢となっている背景としては、年初あたりからトランプ米大統領の不規則発言に相場が振り回された局面で精神的にも懐具合的にもダメージを受けたようだ。」(FX会社 2/15)
「1円強の急落」ではありますが、「大きく崩れる展開は想定しづらい」(マネーパートナーズ 2/16)
前日の115円乗せ失敗が意識されている。(2/16)
(ドル円113.67)オプションの行使期間とみられる明日までは、ドルの上値の重さが意識されそうだ。(フィスコ 2/16)
(ドル円113.46)米利上げ観測もそれほど盛り上がっておらず、“トランプ政権の信認低下”も上値を押さえていますので、テクニカルと共に“さらなる下値追い”が警戒されるところです。(マネーパートナーズ 2/17)
(ドル円113.29)「利上げ期待の後退というより、持ち高調整の側面が強いのではないか。」(国内金融機関 2/17)
(ドル円113.46)「人事の混乱など米政権の先行き不透明感が投資家心理を圧迫しており、ドル買いを手控えさせている。」(FX会社 2/17)
(ドル円113.42)「米国の良好な指標や株高でドル高になりやすいはずだが、肝心の米金利が上昇できないことから買いづらい。」(外為仲介業者 2/17)



[日経について]
(日経19437円)投資家の姿勢は上値追いだ。(松井証券 シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎氏 2/13)
(日経19490円)「先週金曜までに日米首脳会談の結果がある程度織り込まれた。」(大手証券 2/13)
(日経19490円)「週をまたいで上昇幅が合わせて500円以上となってきたので利益確定売りが意識される。」(中堅証券 2/13)
(日経19490円)「市場参加者は心理的に安心できた。」(中堅証券 2/13)
(日経19450円)「日米首脳会談を無難に通過し、トランプ相場で上げた銀行株にも買いが入っている。地合いは良い。」(中堅証券 2/13)
「前週末からの株高の反動が出ている。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に、ポジションを一方向に傾けにくい。」(国内証券 2/14)
(日経19400円)「連日最高値を更新する米国株にいまひとつ乗り切れていないのは、為替が円安に振れないことが主因。3月15日に米国の債務上限期限が到来する予定で、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが行われないのではという見方が浮上している。」(国内証券 2/14)
「決算内容に応じた個別物色は継続している。相場が大きく崩れることも考えにくく、落ち着いて銘柄選別できる環境ではある。」(内藤証券投資調査部部長 浅井陽造氏 2/14)
「上昇ペースが速かったこともあり、上値では調整売りも出やすく、上げ余地は限られるのではないか。」(大手邦銀 2/15)
(日経19437円)「円安効果は前場で織り込み、後場は指数横ばい状態。(ドル円)114円台では、昨年来高値を更新するほどのインパクトにはならず、一段の円安が待たれる。ただ、EPS(1株利益)予想は上昇しており、全体的には上方向とみている。」(準大手証券 2/15)
(日経19450円)「19500円が抵抗線として意識されている。」(フジトミ営業開発室ディレクター 倉持宏朗氏 2/15)
年初から方向感の定まらない相場を前にポジションを低くしていた国内外の機関投資家も、にわかに臨戦態勢の構えにある。(株探ニュース 2/15)
(日経19347円)「こう着感が強まるなか、堅調な企業業績に加え日銀のETF(上場投資信託)買いも控えることから、下値不安は小さいとみられ、当面は押し目買いの吹き値売りで対処したい。」(中堅証券 2/16)
(日経19343円)国内は新たな手がかりにも乏しく、週明けも米国休場で材料難が想定されるなか、積極的な買いは入りづらい。(FXWave 2/16)
(日経19237円)「売り建てでも買い建てでも、利益を上げられない相場だ。」(中堅証券ディーラー 2/17)
(日経19237円)トランプ大統領の経済政策の具体的な内容を見極めたいほか、東芝は東証2部降格の可能性が高まり、インデックスに絡んだヘッジ売り等が警戒されている。(フィスコ 2/17)
 (日経19200円)「米国市場において、コール(買う権利)のプレミアム低下を見込んだショートポジションが積み上がってきた中、強烈なショートカバーが入ったようだ。この動きが現物にも波及したとの見方もあり、ある意味、このところの米国株の上昇はフェイク(偽物)とみている。」(銀行系証券 2/17)
  (日経19245円)「日米首脳会談が成功し、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で利上げに前向きな姿勢が確認されたにもかかわらず円安が進まなかったことで、円安進行期待が後退している。とりあえず19500円手前で売っておこうという投資家が多いのでは。」(国内証券 2/17)
  (日経19232円)「不動産株が海外勢の売り観測で一段安となっているが、全体は引き続き様子見ムード。20日の米国株市場が休場となることもあり、ポジションを動かしにくい。」(国内証券 2/17)
  (日経19234円)「25日移動平均線を保っているが、上値は重い。昨年末からのレンジ内で推移し、戻り売り・押し目買いのパターンが続いている。ボラティリティー(価格変動率)が低く下を見ている向きは少ないようだが、円安の動きが鈍いのは気になる。」(準大手証券 2/17)
(日経19450円)「円高懸念は先送りになっただけに過ぎない可能性もあり、上値も買いにくい。」(国内証券 2/13)
(日経19450円)「日米首脳会談自体は100点といえるが、為替や自動車貿易への批判はこれからどこかの段階で出てきそう。大発会に付けた終値ベースでの昨年来高値である19594円も意識されており、利益確定売りが見受けられる。」(国内証券 2/13)



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【市場関係者の今後の相場”予想”】
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今後、トランプ大統領の口先介入で相場のボラティティが高まる可能性はあるが、トレンドを支配することはできないとの予想も少なくない。市場の関心は、米国のファンダメンタルズや金融政策に向かうとの予想が増えている。(ロイター 2/13)
ドル円は下げ渋る展開を予想する。ユーロドルは弱含みを予想する。(FXWave 2/18)
トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。2月中に発表されることから、発表までは様子見姿勢に向かいやすいだろう。連日で過去最高値を更新している米国市場については、良好な需給状況のなか、すぐさまトレンドが崩れることはないだろう。来週のドル円はもみあいか。(フィスコ 2/18)
ドル円は下げ渋る展開を予想する。ユーロドルは弱含みを予想する。(FXWave 2/18)



[日経について]
米国10年債は足踏みの歩調ですが、米国経済は企業投資や輸入の増加、好調な雇用と景況感指数が発表されていることに加え、トランプ大統領の大規模減税、規制緩和、大規模投資が加わり、内需が拡大してGDPは伸び、長期的にみるとインフレ率は上昇する向きに変わりないと思われます。 2016年の各国の金融政策や財政政策によって世界経済が支えられる中、トランプフレ―ションが起こりつつあり、つまり利回りは上昇していくと思います。 これは株価のさらなる上昇を意味しています。(グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト 小池麻千子氏 2/13)
「材料としての日米首脳会談の影響は限定的だが、米減税策への期待は根強く、具体的な内容が出るまでは、しっかりした展開になるとみている。」(銀行系証券 2/13)
(日経19483円)「目先の円高懸念は杞憂に終わった。米減税策の概要が判明する月末ごろまでトランプ相場の持続が見込めそうだ。」(日本アジア証券エクイティ・ストラテジスト 清水三津雄氏 2/13)
来週の東京株式市場で、主要指数は底堅い展開か。注目の減税プランが明らかにされる可能性が高く、その日程をにらみつつ、週後半あたりから期待感が広がりそうだ。(モーニングスター 2/17)
今週も基本的にはこう着感の強い相場展開が続きそうである。(フィスコ 2/18)
来週も米国株の強調が続くようなら、出遅れ気味の日本株に買いが波及する可能性が強く、念願の「日経平均2万円乗せ」に向け大きく前進する1週間となりそうだ。(モーニングスター 2/18)



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【来週に向けての市場の関心、注目】
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日経19500円の上値抵抗ライン(2/15)
2/22 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表
2/28 トランプ米大統領、米議会上下両院合同本会議で経済基本政策を示す演説。



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【その他】
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新経済対話が始まってからは、協議にう余曲折は考え得るが、ペンス副大統領に任せる以上、従来に比べトランプ大統領の暴言は出難くなるだろう。(SMBCフレンド証券チーフマーケットエコノミスト 岩下真理氏 2/13)
アジ ア新興国通貨の大半は過去2週間で買い持ちが進んだ。(ロイター調査 2/13)
トランプ米大統領「減税面で2-3週間以内に驚くべき内容の減税案を発表する」と予告。(モーニングスター 2/13)
米国の足元の経済指標がおおむね良好なものが多いほか、企業の10-12月期決算は多くが市場予想を上回る増益となったことも投資家心理の改善につながった。(FXWave 2/13)
トランプ大統領の政権運営に不安が増幅している。(フィスコ 2/16)
(日経19200円)「(米国株高の中でのVIXの上昇に対し)気持ち悪い動き。」(国内証券 2/17)



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