【週刊】市場状況レポート 2017.1.16-1.20 | FX,CFD相場メモ タイムリミット

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FX、CFD等の使える情報を書いています。
主旨は自分本位の相場メモとして利用なので
他の方が使えるかどうかはわかりませんが…。

※お知らせ
次回更新は1/29を予定しています。よろしくお願い致します。


※当レポートの見方
相場動向の分析判断には、1時間足、日足を用いています。


【週末データ】
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[NY市場クローズ時レート (日本時間 土曜早朝6:59)]

日経先物CME :19,135(15:00→6:59 +31)
ドル円    :114.63(15:00→6:59 -0.24)
VIX      :11.54
原油(WTI) :53.19

 

[来週に向けての所感]
(突発的な事件、事象などによる相場の急変動には臨機応変な対応は前提として)
トランプ米大統領就任式後の市場の反応を見極めるのが先決。NY市場の動きだけで判断すると、来週もしばらくはレンジ相場継続か。短期取引なら、レンジ内の回転売買も一つの方法。


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【市場フロー】
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 (ポンドドル1.1983)海外ファンド勢による短期的な英ポンドロングの投げがトリガーとなり、損失確定売りを巻き込んで、下げが加速したとみられる。(ロイター 1/16)
 (ドル円114.09)「リスクオフの地合いが若干広がりつつある。英ポンド安でドルは買われているものの、円がそれ以上に買われるというパターンになっている。」(金融機関 1/16)
 (ドル円113.83)「商いが薄く、ちょっとしたフローでも値が動きやすい。」(国内金融機関 1/17)

 

[日経について]
(日経19150円)「今晩の米国市場が休みなこともあり、商いは低調。」(国内証券 1/16)
(日経19100円)「19000円に近づくと押し目買いが入ってくる。日銀の上場投資信託(ETF)の買い入れ期待もあり、底堅い印象だ。」(中堅証券 1/16)
(日経19100円)「為替に連動した動きとなっている。メイ英首相演説やトランプ氏の米大統領就任式など重要イベントを控え、ポジション調整売りが出ているようだ。」(ネット系証券 1/17)
(日経18950円)「当面円安が見込みにくいとの見方から日本株のポジションを落とす動きが出ている。」(国内証券 1/17)
(日経18700円)「海外勢による銀行株への大口売り観測がTOPIXの上値を抑えている。トランプ次期米政権で上級顧問となる予定のスカラムッチ氏のドル高けん制発言もマーケットに影響し、円高への警戒感が強い。」(フジトミ・営業開発室ディレクター 倉持宏朗氏 1/18)
(日経18700円)「20日の米大統領就任式を控え、持ち高調整の動きが続いている。相場の雰囲気が一瞬で変化する地合いの中では、下値に備える動きも広がりやすい。」(国内証券 1/18)
「価格帯別累積売買高は、日経平均が19000円を下回ったところは、18500円までやや少ない。目先は調整が警戒されるが、売買代金はまずまずで押し目買いの動きも現れている。」(内藤証券投資調査部長 田部井美彦氏 1/18)
(日経19071円)「1月5日の高値(19615円)を抜けてくるような強さは見られない。」(大和証券シニアストラテジスト 石黒英之氏 1/19)
(日経19100円)「景気敏感セクターが堅調を持続し、基本的にはリスクオンだが、今晩の米大統領就任式後に為替、米国株に動きが出ると予想される。積極的にはポジションを取りにくい。トランプ氏の演説が理念的な内容にとどまっても、毅然としたスピーチであればドル高を後押しすることになりそうだ。」(国内証券 1/20)
(日経19100円)「トランプ氏の米大統領就任式という一大イベントを控え、売るにも売れないし買うにも買えないという状況だ。円相場が一方方向に強含んでいないことは支えになっている。」(国内証券 1/20)

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【市場センチメント】
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 (ドル円114.20)「(米大統領就任式に向けて)ドル円はトランプ相場で積み上げてきたロングポジションを利食う方向。今週はトレンドレスな状況が続きそうだ。」(国内金融企業 1/16)
 (ドル円113.79)「上昇が早かった分、テクニカル的な下値めどは近くに見当たらない。」(国内証券 1/16)
 (ドル円114.10) 「現時点で英ポンドは過小評価されているが、若干にすぎず、まだ下げ余地はある。英ポンドが急落すれば、リスク回避のドル買い、円買いにつながり、円がドルより買い進まれることで、112円台もあり得る。」(FX会社 1/17)
 (ドル円114.02)「11日のトランプ会見以降も暴言が目立つトランプ氏について、警戒感が広がっており、腰を据えてドルロングを膨らますような環境ではない。」(金融機関 1/17)
 (ドル円113.83) 「積極的には上値を追いづらい。」(国内金融機関 1/17)
 (ドル円113.23)「英首相の演説にかけて、あらためて下攻め機運が高まりかねない。」(外資系金融機関 1/17)
 (ドル円113.03) 「(円買いについて)さすがにやり過ぎた印象がある。トランプ氏がドル高への懸念を示したのは対人民元であって、円ではない。」(国内金融機関 1/18)
 (ドル円114.64) 「あすのトランプ次期米大統領就任演説を前にどんどん上値を追っていくムードにはなりにくい。」(国内金融機関 1/19)
 (ドル円114.75) 「昨日112円半ばで(ドルを)売る人があまりいなかったように、115円からさらに買っていこうという向きもそれほど多くない。」(邦銀 1/19)

 

[日経について]
(日経19150円)「20日の米大統領就任式を前に持ち高を減らす動きが出ている。押し目待ちの投資家は少なくないが、19000円付近まで待ちたいという姿勢だ。」(国内証券 1/16)
(日経19111円)「5日線と25日線がミニデッドクロスし、チャート形状の悪化が意識されている。下降トレンドに転じたわけではないが、短期の下値模索が警戒される。」(岡三オンライン証券チーフストラテジスト 伊藤嘉洋氏 1/16)
(日経19070円)「19000円の節目で踏みとどまれないと調整色が強くなりそうだ。」(国内証券 1/16)
(日経19000円)「19000円割れ水準でいったん買い戻しが入ったものの、換金売り需要は依然残っているとみられ、20日の米大統領就任式までは上値の重い展開が続きそうだ。」(国内証券 1/17)
(日経18981円)「もともとトランプ相場の巻き戻し局面の中で英国の話が加わり調整色を強めたが、日米の景気自体は力強い。一方的に売り込める環境でもない。」(内藤証券投資調査部部長 浅井陽造氏 1/17)
(日経18850円)「海外投資家が不在、薄商いの中で株価は下がりやすい傾向にある。今晩の英首相の演説を前に手じまい売りが出ているが、グローバルな株式市場のトレンドは上昇基調にあることは変わらない。仮に調整したとしても一時的となろう。」(国内証券 1/17)
(日経19070円)「指数は引き続き為替の動きに振らされやすいが、個別では持続的に上昇している銘柄も少なくない。世界経済回復シナリオに沿った相場の地合いは変わらない。」(国内証券 1/19)

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【市場関係者の今後の相場”予想”】
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ユーロドル、ドル円は弱含みを予想する。(FXWave 1/21)
来週のドル・円は買いが先行し、ややしっかりとした動きとなる可能性がある。トランプ政権が正式に発足した。新政権に対する期待と不安が入り交じる状況となっているようだが、20日の米国株は強い動きを見せており、トランプ新政権に対する市場の期待は持続しているとみられる。(フィスコ 1/21)


[日経について]
米トランプ新政権への期待感が継続するかが焦点だ。テクニカル面では日経平均株価は正念場にあり、相場がネガティブな反応を示した場合は調整入りする可能性もある。(モーニングスター 1/21)
ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任した。市場はトランプ政権の政策を見極めたいとする模様眺めムードが強まっていたが、市場が警戒しているのは就任式での発言というよりは、デモ隊等による混乱を警戒していた面もあった。そのため、無事にイベントが通過したことにより、一先ずアク抜けといった格好に向かわせ、改めてトランプ政権への期待感から物色意欲が強まる可能性はある。(フィスコ 1/21)
来週はこう着感の強い相場展開が続きそうである。(フィスコ 1/21)
市場は、トランプ氏の発言に振り回されている印象もありますが、まずはイベント通過の安心感から様子見ムードも終わり、下値が固まってくるのではないかと思われます。トランプ新政権は不確定要素も少なくないことから、安易に飛びつくのはリスクもあります。下値のサポートを確認してから出動しても遅くはないでしょう。(投信1 1/21)

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