【週刊】市場状況レポート 2016.10.10-10.14 | FX,CFD相場メモ タイムリミット

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FX、CFD等の使える情報を書いています。
主旨は自分本位の相場メモとして利用なので
他の方が使えるかどうかはわかりませんが…。

※お知らせ
次回更新は10/23を予定しています。よろしくお願い致します。
先週はお休みして申し訳ありませんでした。今週より再開します。


※当レポートの見方
相場動向の分析判断には、1時間足、日足を用いています。

 


【週末データ】
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[NY市場クローズ時レート (日本時間 土曜早朝6:59)]

日経先物CME :16,880(15:00→6:59 +45)
ドル円    :104.16(15:00→6:59 +0.16)
VIX      :16.12
原油(WTI) :50.32

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[来週に向けての所感]
(突発的な事件、事象などによる相場の急変動には臨機応変な対応は前提として)
ドル円は103.00-104.50幅、日経は16700-17000円幅のレンジ相場継続か。短期的にはレンジ内の逆張りと回転売買でとっていきたいところ。やりにくければ、押し目買いでしっかり仕込んでいくのが賢明か。ただ、新たな展開には警戒したい。

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【市場フロー】
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(ドル円103.88)投機筋のドルロングが2カ月ぶり高水準となっていることで、104円台では投機筋の利益確定売りニーズや実需の売りがあるとされる。(ロイター 10/11)
(ドル円103.94)「104-106円台は輸出勢が戻りを待っていたゾーン。上昇機運はあるが、輸出のドル売りに行く手を阻まれている。」(国内金融機関 10/11)
(ドル円104.56)前日海外時間の流れを引き継ぎ、短期筋がドル買い/円売りを行っているとみられる。(ロイター 10/13)
(ドル円103.80)「104-106円は輸出企業が戻りを待っていた水準。」(国内金融機関 10/13)
(ドル円103.72)短期筋が海外時間の流れに乗ったとの指摘や、輸入企業から大きめのフローが観測されたとの声が出ていた。(ロイター 10/13)
(ドル円103.80) 「海外市場でのドル買いの流れに乗って東京勢も買っては見たものの、104円台では力が続かなかった。投機筋のロングの投げも出たようだ。直接のきっかけは株安。」(FX会社 10/13)
(ユーロドル1.1057)「もう一段の下げに期待して売り込んでいた向きの間では、失望して買い戻す動きが出たようだ。」(国内金融機関 10/14)
(ドル円103.74)「決定的な方向感が出るまで、103円台でのレンジ推移を見込む短期筋は多い。」(国内金融機関 10/14)
(ドル円103.80)複数のFX会社によると、前日ニューヨーク時間には、ドル円が103円前半に下落した過程で個人投資家のドル/円の売り建ては減少し、買い建てが増加したという。ただ、押し目買いというより、ショートを手仕舞う動きが目立ったようだ。ドル/円が100円台から反発した局面では、103-104円台で個人投資家が「売り上がる」様子が観測されていた。(ロイター 10/14)
(ドル円104.01)米国債利回りの上昇を眺めながらドル買いの流れになっているという。(ロイター 10/14)

 

[日経について]
(日経17000円)「ヘッジファンド等の決算対策売りが一巡し、全体に売り圧力は低下しているものの、新たなポジション構築は決算発表を見てからという投資家が多い。」(国内証券 10/11)
(日経16850円)「日経平均17000円近辺での上値の重さが嫌気され、下方向を試す動きが出ている。前日に日銀によるETF(上場投信)買いが入らなかったことも売り方の勢いを強めている。」(国内証券 10/13)
(日経16850円)「指数先物への買い戻しなどが優勢になっている。」(外資系証券トレーダー 10/14)
(日経16850円)「為替に連動した指数絡みの売買が中心。方向感が出るような動きではない。今のところ10月SQ値(16741円)を上回って推移しているが、ここから上値は戻り待ちの売りも多い。」(国内証券 10/14)

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【市場センチメント】
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(ドル円103.90)10日のニューヨーク外為市場では、英国が欧州連合(EU)離脱に際して単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」への懸念が再燃した。 (ロイター 10/11)
「英ポンドを巡る不安は、今のところポンド売り/ドル買いにつながっているが、今後、英国のみならず欧州全体にどれほどの影響を及ぼすかを含めて、リスクセンチメントにはマイナスの影響を及ぼしている。」(FXプライム常務取締役 上田眞理人氏 10/11)
(ドル円103.57)「104円どころでの上値の重さを確認させられた。米国の12月利上げを市場は十分に織り込んできているが、それでも一段の上昇にはまだパンチが足りないようにみえる。」(国内金融機関 10/12)
(ドル円104.34)「テクニカルを重視する参加者は少し上方向を試そうという機運が高まりやすい。短期的に107円半ばを目指す可能性が出てくる。」(IG証券シニアFXストラテジスト 石川順一氏 10/13)
「105円台に乗せたとしても上に走るイメージはない。100-105円レンジの上限と捉えれば売りも出やすい。」(外為アナリスト 10/13)
(ドル円103.80)「103円を割ってこないと、本格的に買いが増える傾向にはなりにくいかもしれない。」(外為どっとコム総研調査部長 神田卓也氏 10/14)

 

[日経について]
(日経17000円)「米大統領選の討論会でヒラリー・クリントン氏が優勢との受け止めが広がり、投資家のリスクセンチメントを回復させている。米雇用統計の非農業部門雇用者数の伸びは予想を下回ったが、米景気は堅調との見方も継続している。ただ17000円より上は戻り売り圧力もあり、さらに上値を追うイメージにはなりにくい。」(国内投信 10/11)
(日経17000円)「円安基調が投資家心理を改善させている。物色が中小型株から大型株にシフトしつつあることで、指数にもインパクトが出やすくなっている。」(国内証券 10/11)
(日経16900円)「上値を買う材料も乏しくボックス相場から脱しにくい。日米とも経済統計から企業決算に投資家の関心が移っている。当面は個別物色だろう。」(国内証券 10/12)
(日経16926円)「世界的には一時調整、戻り売りのムードとなっており、日本株はこれを素直に反映する形となった。」(岩井コスモ証券投資情報センター長 林卓郎氏 10/12)
(日経16850円)「全体的に戻り一服の局面。狭いボックス圏内の動きにとどまっており、手詰まり感の強い相場が続いている。」(銀行系証券 10/12)
(日経16774円)「一時1ドル104円台となった為替が日本株の追い風となったが、国内企業の為替前提は1ドル110円のところが多く、業績下振れへの警戒感があるなかでは、日経平均が上値を試す状況ではない。」(内藤証券投資調査部長 田部井美彦氏 10/13)
(日経16750円)「指数は前場下げたが、前日に日銀によるETF(上場投信)買いがなかったため、これまでの買い入れルールを変更したのではと疑心暗鬼になっている。戻りが鈍いようだと大引けにかけて再び売り直されかねない。」(国内証券 10/13)
「押し目買いの意欲は強い。」(国内証券 10/13)

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【市場関係者の今後の相場”予想”】
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来週のドル・円はもみあいか。投資家のドル選好地合いは続きそうだ。リスク回避的な円買いは抑制されており、米9月消費者物価指数(CPI)などの米経済指標が堅調なら、年内利上げ観測を背景としたドル買いは継続する見込み。(フィスコ 10/15)
ドル円の下値は限定的か。原油高も背景に新興国や資源国通貨に大きな混乱はみられず、米国の利上げが意識されるなかでも市場の地合いはそれほど悪くない。本格化する米企業の7-9月期決算には警戒したいが、ドル円は短期的に好転したテクニカル面も後押しに上値を伸ばす可能性がありそうだ。ユーロの上値は重いか。(トレーダーズウェブ 10/15)

 

[日経について]
日経平均・日足は短い下ヒゲを伴う「小陽線」。安寄り後に切り返したものの、5日移動平均線(16871円)に接近して頭打ちとなった。調整過程のリバウンドに過ぎない可能性もあり、引き続き下方へのリスクが意識される。現時点でボックス相場を脱する手掛かりは見当たらず、下値は直近のレンジ下限となる16400円付近。上値は9月5日に付けた直近高値(17156円)をめどに方向感を探ることになる。一目均衡表の雲上限(16638円)に沿って下値を切り上げれば、再度戻りを試す展開も予想される。 (ロイター 10/14)
決算シーズンとなるため積極的な売買は手控えられ、もち合いレンジ突破は期待しづらいところではある。ただし、主力株の底堅い値動きからは、25日線を支持線にレンジ上限の17000円を窺う展開を意識してこよう。(フィスコ 10/15)
今週は若干の調整となりましたが、チャートの形は依然として上昇への可能性を感じさせます。25日移動平均線にサポートされており、75日移動平均線の傾きも上向いてきました。

来週の動きとしては、25日移動平均線にタッチしてからの反発から、まずは今週の10月11日の高値(17,074円)の抜けにトライすることになります。さらに、9月5日の高値(17,156円)を抜けることができれば、上目線での視界も広がってきます。また、週足で見て直近の上値めどである5月31日の高値(17,251円)、4月25日の高値(17,613円)あたりを超えてくると、明確な上昇トレンドが形成されるでしょう。逆に、10月11日の高値や9月5日の高値で上値を抑えられるようであれば、注意が必要になります。まずは、直近の安値である10月13日の16,739円でサポートされるのかどうか見極めたいところです。ここを下抜けると、下値のめどは75日移動平均線の16,500円前後となります。ただし、値が下がる動きになっても、9月27日の安値(16,285円)には達せず、当面は75日移動平均の16,500円前後と25日移動平均線の間でもみ合う動きになるのではないでしょうか。(投信1下原 一晃氏 10/15)


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