【週刊】市場状況レポート 2016.6.27-7.1 | FX,CFD相場メモ タイムリミット

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FX、CFD等の使える情報を書いています。
主旨は自分本位の相場メモとして利用なので
他の方が使えるかどうかはわかりませんが…。

※お知らせ
次回更新は7/10を予定しています。よろしくお願い致します。


※当レポートの見方
当レポートと単なるファンダメンタルズとの「違い」について判断できる方にはこの情報が有用です。
相場動向の分析判断には、1時間足、日足を用いています。


【週末データ】
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[NY市場クローズ時レート (日本時間 土曜早朝6:59)]

日経先物CME :15,590(15:00→6:59 -92)
ドル円    :102.47(15:00→6:59 -0.35)


[来週に向けての所感]
特に警戒されるようなイベントもなさそうで、今週は株も為替もレンジ相場が続きそう。レンジ幅での回転売買がよさそうか。もちろん、バングラデッシュでのテロ事件のように、突発的な事件に対する警戒と対処は必要。



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【市場フロー】
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(ドル円101.78)「上昇局面では、実需の(ドル買い)フローが多少入っていた感じがあるが、その後の下落は分からない」(国内金融機関 6/27)
(ドル円101.64)「商いが薄く、ビッド・オファー・スプレッドが通常に比べて開きがちだ。ちょっとしたフローで動きやすくなっている。」(国内金融機関 6/27)
(ドル円102.06)101.50円に迫ったあとは買いが流入し、切り返して反発した。市場の一部では、政府系金融機関によるドル/円の下支えが反発の原因との指摘が出ていた。(ロイター 6/28)
(ドル円102.36)「(英国民投票という)大きなイベント後の、ポジションの調整が続いている印象で、方向感が出る感じはない。」(国内金融機関 6/29)
(ドル円102.91)米国の3連休を前に、手控えムードが出ているという。月初でもあり、実需勢の動きは限定的となり、短期筋が相場の中心となった。商い自体は薄く、盛り上がりに欠けたもよう。(ロイター 7/1)



[日経について]
(日経15250円)「2月の急落局面と比べ、個人投資家は総じてまだ余力があるようだ。機関投資家がデフェンシブセクターを物色する一方で、個人投資家は逆張りスタンスを継続している。」(国内証券 6/28)
(日経15250円)「15000円から下値が意外に堅く、先物をいったん買い戻す動きも出た。」(国内証券 6/28)
(日経15259円)「公的資金の買い観測もあった。先物への買い戻しを誘った格好だ。もっとも、投資家心理が改善したとは言えず、腰の入った買いは入っていない。当面は下値を固める展開だろう。」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏 6/28)
(日経15400円)「個人投資家の追い証発生などに伴う売りが一巡し、再びポジションを再構築する動きが広がっている。」(国内証券 6/28)
(日経15650円)「週末を前に買いが手控えられるなか、小口の売りに押されている。東証1部の売買代金が再び低下しており、方向感は乏しい」(準大手証券 7/1)



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【市場センチメント】
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(ドル円101.71)「欧州経済全体に先行き不透明感がある。一部では米国の利下げ説が出始めており、ドル/円は買い戻しくらいしか上昇の理由が見当たらない」(国内金融機関 6/27)
(ドル円101.78)「為替、株、債券の各市場がレンジを探っている。ただ、ドル/円の上値の重さは意識そうだ。」(国内金融機関 6/27)
(ドル円102.25)「ブレグジット(英EU離脱)判明後の円買いに巻き戻しが入っているが、それほど大きな動きではない。英国がどのように離脱に向かうのか見極める必要がある。」(国内証券 6/28)
(ポンド円138.33)「英国経済への過度な懸念は後退しているが、満身創痍の体に絆創膏で対処しているようなもの。絆創膏がはがれればどこかから血がでてくるので、基本的にポンドは買えない。」(国内金融機関 6/30)
(ドル円102.69)「ブレグジットの影響が少し落ち着いてきたので、基本的には次のニュース待ち。上にいってだめだったらもう一回下方向に仕掛けるという展開になりそうだ。」(邦銀 6/30)



[日経について]
(日経15200円)「為替の先行きが予想できず、輸出企業はバリュエーションでの投資が行いにくい。短期的なリスク量の圧縮は進んだようだが、当面はディフェンシブ銘柄中心のリスク回避的な物色にならざるを得ない。」(国内証券 6/27)
「先週末の行き過ぎた株安の反動が出ている。全体相場については混沌とした状態に入った。」(フィリップ証券リサーチ部長 庵原浩樹氏 6/27)
(日経15300円)「グローバルアセットアローケーションの中で、相対的に安全な円資産として日本株が物色されている面もあるようだ。政策協調への期待も支えになっている。」(準大手証券 6/27)
(日経15400円)「買い戻しに一巡感はあるものの、ひとまず流動性が確保されたことで、クレジット面でのリスク低下が意識されている。ヘッジファンドなど投機筋が動きやすい状況になりつつあり、先行きは為替と連動した荒い動きも想定される。」(国内証券 6/29)
(日経15600円)「商いは薄く、先物で大きな買いが入れば上がりやすい。戻してはいるが、英国のEU離脱の影響はまだ不透明であり、不安心理は残っている。」(国内証券 6/29)



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【市場関係者の今後の相場”予想”】
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(ドル円102.50「当面は101.50-103.50円のレンジで推移しそうだ。欧州をめぐる政治リスクが落ち着くまでは、短期筋もポジションを傾けづらい。」(外銀 6/29)
105.50円付近では、政府系機関も含め、投資家や短期筋のドル買いが流入しやすいとみられている。一方、102.95円の転換線を上抜ければ、テクニカル面でドルの上値余地が出てくるが、リスクに敏感な市場では、ドルの上値追いの機運は盛り上がりにくいとみられる。(ロイター 6/29)



[日経について]
「政策期待も株価上昇に寄与しているようだ。ただ、ミドルタームでは下げトレンドとなっており、戻っても日経平均16000円がめど。」(国内証券 6/29)
当面はレンジ相場が見込まれる。(ロイター 7/1)



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