今年創業50周年を迎えたHarrows Darts。

世界で最も広く流通しているダーツメーカーとして、現在では100カ国以上で販売されているのだとか。

先月末にHarrows各SNSから、「Harrowsの50周年を記念して、最も愛され、最も人気のある6種のダーツをゴールデンアニバーサリータッチでオリジナルの仕様で復活させました」と発表がありました。



Harrowsの歴代絶版モデルの中から選ばれたのは上記画像のとおり。
特に注目すべき右から3番目のモデル「THE ORIGINAL」はHarrows社も歴史上最も重要なダーツと位置付けるEric BristowのRモデル。
Harrowsというメーカーが続く限りラインナップから外れることは無いだろうと信じて疑いませんでしたが、2018年のEric Bristow氏逝去と共に絶版した歴史的モデルを新品で買えるのはもしかしたら最後の機会かもということで早速注文済みです。

今回はTHE ORIGINALの到着を待ちながら、私が20年ほど前に初めて購入したスティールダーツ、Harrows Eric Bristow 22g K を久々に投げてみたいと思います。


箱はとっくに捨てちゃいましたが、当時24と26gも購入していて下記画像のタイプの箱に入ってきました。


説明不要のシンプルストレート。
リングカットのみのRモデルとローレット加工が施されたKモデルのラインナップがありました。画像の通り、Eric Bristowの刻印入り。(一時期、Eric氏の特徴的なグリップも模した刻印入りバレルも販売されていました)


Harrows Ericモデルに必ず付属してくるAztecシャフトは、現役時のEric氏も好んで使用していたシャフト。ユーミング時にシャフトをグリップするEric氏の為のシャフトとも言われています。
スティールモデルにはこれも御本人が好んで使っていた柄のフライトが付属(ソフトモデルには適当なフライトが入ってきます)。


年代やグレードによってスペックがコロコロ変わるEricモデルを適当に計測してみます。
22gモデル(当時のHarrowsは余裕で1g以上ズレてきます。他の2本は23gオーバー)


全長は約47.7mm


最大径は約6.7mm


前述の通り、バレル同梱のシャフトフライトをセットすればEric Bristowセッティングになります。
特に工夫のないグリップ感はダーツをそこそこやっている人なら画像から想像つくことでしょう。


個人的に初めて買ったスティールダーツ、久々に投げましたが‥…
この本人仕様のセッティングは私には全く合わないバランスで、画像のようにどういう向きで刺さるか検討もつかない有様です‥…


以後、様々なバレルを収集して様々なバレルを投げてきましたが、これほど真っ直ぐ飛ばないバレルはUnicorn Phil Tailor Phase1〜3に本人セッティングをした物のみになります。
当時しばらくして2番目に買ったスティールモデルがUnicorn John Loweモデル。何も気を使わずに投げても素直に力強く(そこそこ)綺麗に飛ぶJohn Loweモデルを手に入れて、ストレートダーツを長年毛嫌いするきっかけになった思い出のバレルでした。
当ブログに載せていないEricモデルがまだまだ複数あるので、次回もバージョン違いのEricモデルを書いていこうかと思います。