神から離反した天使は、堕天使といわれ、その頭はサタンとなります。


証券市場においては、かつて投資適格債であったもの、その後、投機的格付けに格下げされたものを「堕天使」(fallen arch angel) と称されことがあります。



その概念から、株式市場においても、昔は、ピカピカの高成長期待で人気を集めたものの、その後、市場環境の変化や経営不振等により、大暴落した銘柄を同様に、「堕天使株」と呼ぶこともあります。



我が国においては特に、株式公開前後に注目され、株価が爆上げしたものの、その後は、泣かず飛ばずで株価が暴落した銘柄がたくさんあります。


私自身は、プロのファンドマネジャーだった頃から、基本的に異常に人気化しているような中小型株(といっても人気化の火中ではかなりの規模の時価総額になっている)は投資しないことにしています。


しかし、その銘柄が、十二分に下落し、企業実態・経営モデル自体は優良であれば、それら堕天使銘柄は、天使として復活するかもしれません。


今、我が国の投資家の多くは、インデックス投資、高配当銘柄投資、あるいはAI半導体等の材料株投資に夢中なようです。


一昨年脳内出血で倒れ、FIREした私は、この堕天使銘柄群を高次脳機能障害のリハビリの一環として、そして投資アイディアとしてちょっと気になっています。


数年前には、素晴らしい技術やノウハウを持つ超優良銘柄と紹介されていたものが、10分の1、いや20分の1まで下がっているような銘柄もありました(購入者は悲惨です)。



まずは、堕天使を探してみませんか?