米半導体大手エヌビディアが22日に発表した2024年2〜4月期決算は、前年同期比で純利益が7.3倍の約2兆3,300億円、売上が3.6倍の4兆円程度となりました。


市場予想を売上で5%、利益で10%近く上回るもので、これを受け時間外取引で7%あまり上昇して1,000ドルの大台を軽くクリアしました。


わたしが驚いていることは、エヌビディアに代表される米IT大手が超巨大企業となった今も、企業業績と時価総額の面において、驚異的成長が続いていることです。


エヌビディアの時価総額は400兆円弱と、東証プライム全体の4割近い規模でありながら、1日で10%近い上昇をみせ、30兆円をゆうに越す金額の富を生み出しているのです!


これでは、我が国はもちろん、独裁国家の企業であっても、太刀打ちはできないような気がします。



だからこそ、割高とは思いつつも、対ベンチマーク比で、評価される機関投資家は、米巨大企業の組入をゼロにはできないと思います。


もっとも、わたしも今は一個人投資家とはいえ、プロのファンドマネジャーをやっていた習性のおかげで、一部利食い売りをしたとはいえ、コア銘柄としてエヌビディア等巨大IT銘柄を保有し続けているのは幸いでした。


四半期配当も0.04ドルから0.1ドルと2.5倍に増やすようですし。