この春のテレビドラマのストーリーに記憶障害が題材としてからむものが多いような気がします。



わたしが知るかぎりでも、


「くるり」は、主人公が自分の過去を覚えていない記憶喪失。


「9ボーダー」は、主人公の恋人が自分の過去がわからない記憶喪失。


「アンメット」は、主人公がある時点の以前の記憶がなく、また1日で記憶が消える記憶障害。


「366日」は、主人公の恋人が外傷性の高次脳機能障害。



以前から、我が国の赤いシリーズや韓国ドラマの冬のソナタ等でも用いられた王道ストーリーとはいえ、今回のようにいわゆるゴールデンタイム帯でワンクールで4本も記憶障害がストリー展開の重要なファクターになっているのは、まさにブームと言えるかもしれません。



一昨年脳内出血により、高次脳機能障害の後遺症がある私としては、この障害の存在が、広く社会に認知されることは、いいことだとは思います。


テレビドラマだけに、ちょっと現実離れしていることは気になりますが、アンメットでは、リアルな脳障害の事案が出てきて勉強になりますし、366日で水野遥斗が、高次脳機能障害のリハビリとして、自分と全く同じワークをしているのを観ていると、共感し、つい応援したくなります。