いまネットでは、「学歴詐称」との検索ワードが急上昇しているようです。
私も今は脳内出血で倒れたことでFIREした身ではありますが、以前は40年近く金融マンとして働いていたこともあり、詐欺師まがいの人々とは多く出会ってきました。
詐欺師まがいの人はよく嘘をつきますし、特に学歴を詐称することも多いと感じます。
その中で、よく使われる学歴詐称が、
「海外で学んだ」、
あるいは、
「海外の大学や大学院を卒業した」
というものです。
国内の教育機関と異なり、海外では関係者や事情を知る人も少なく、在籍や卒業証明の信憑性も低く(偽造も横行しています)、またそもそも、我が国と入学卒業制度も大きく異なるため(欧米の有名大学大学院の入試ですら多くは我が国のような記憶力や学力を測る筆記試験ではありません)、学歴を単純比較し鵜呑みにはできません。
そして、私たちが留意すべきは、我が国に蔓延る学歴至上主義と、学歴詐称を行う人の能力と周囲の人々も含む危険性ではないでしょうか。
学歴詐称の人をプロファイリングしてみると、国内では高卒以下の学歴(含む大学中退)で、目立ちたがりで、会話に横文字を多用する人が多い感があります(今話題になっている人を揶揄しているわけではなく、あくまで経験則です)。
そう言えば、海外の研究機関で学び、画期的な技術を開発したと語る人が、黒板に、
「空気、エアー」と言いながら書いた、
EAR
という英文字を今も思い出します。