資産運用を行う場合、個別銘柄や投資タイミングより、投資配分(アセットアロケーション)が重要であると言われています。



私も現役のファンドマネジャーであった時は、いかに有効かつ合理的にアセットアロケーションを決定するかに心血を注いだように記憶しています。


しかし、一昨年脳内出血で倒れFIREし、一個人投資家にすぎないわたしが、今つくづく思うことは、私たちにとって、適切かつ有効な投資配分(敢えてここでは株と現金・預金比率と定義します)を決定するベースとするものは、



株式と現金の比率ではなく、



株式と現金に投じるそれぞれ



「金額」


である。



と考えています。



すなわち、どれくらいを余裕資金として、許容できるリスクや必要とする現金的なものを置いておくべきかということをまず考え、そこから逆算して、株式投資額を決定する。


というものです。



適切な資産運用のためには、心の余裕が肝要です。



無理は禁物ですし、また現在のマーケット環境・バリューエーションとも、リスクを取りすぎて、余裕資金もないというようなポジションをとるべきでも、ましてやレバレッジを掛けて勝負するような状況ではいのではないでしょう。




そしてなにより、健康第一です。