この週末は、北浜で開催された日本テクニカルアナリスト協会の2024年のマーケット見通しセミナーに参加しました。


講師は、SMBC日興証券のチーフテクニカルアナリストである吉野豊氏と、パネルディスカッションの形で後半はみずほ証券マーケットストラテジストの中村克彦氏も加わりました。



吉野氏は、日本株については資産再評価が一層強まり、日経平均は年末までに39,100円処への上昇を見込む一方で、米国株下落に伴い年前半は調整局面になるとの見立てでした。

なお、円ドルは年前半にも125円処かそれ以下へ下落。米金利は秋にかけ大きく軟化。

また、注目銘柄は、豪ドル、日本の不動産株と小型株でした。



中村氏も基本強気でしたが、世界的選挙イヤーとなる今年は、政変リスクに注意し、相場急変に備えも必要とのことでした。

なお、S&P500最高、オルカン一択の風潮には警鐘を鳴らしています。



ところで、循環論者の吉野氏の考えは、私とほとんど同じで、米国については、2000〜2003年の状況に似ているとのことです。


ぜひ、金利と株価は単純なシーソー関係にあると誤認している方々は、その時の経済・マーケットを再確認したほうがいいと思います。