ナスダックといえば、以前は米国小型ハイテク株のイメージでしたが、今やGAFAMに代表される巨大IT企業株を表す指数となった感があります。


結果、グローバルな超大型安定成長株となったナスダック指数は、極めて安定感と安心感のあるものとなったようです。



実際、1月5日現在の12か月後予想PERと(増益率)は、それぞれ、


ナスダック100で、27.95倍(4.29%)

S&P500で、21.24倍(1.50%)

ラッセル2000で、26.82倍(▲3.13%)

NYダウで、20.67倍(28.50%)


となっています。



現在、米国株式に蔓延しているソフトランディング期待は、NYダウやナスダックの予想増益率に表れているようです。


しかし、仮に利下げ期待があったとしても、過去中立金利を大幅に上回っている水準からの金利低下はむしろ企業業績の一段の悪化と軌を一にすることに留意すべきであり、しかも、バリュエーション的には割高な水準にあることには留意すべきだと妄想しています。