11日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇(価格は下落)し、2014年1月以来、実に9年8か月ぶりに0.7%を超え、0.705%をつけました。


金利と株価の関係が単純なシーソーの関係だと認識しているのならば、日本株はマイナス金利も早期解除の思惑もあり、すわ、大暴落だと考えてしまうのではないでしょうか。


しかし、過去の経験則上、また金利と景気の関係から考える理論的側面からも、基本的に金利と株価は正の関係(ただし金利にはやや先行性があります)にあります。


言ってみれば、やっと悪夢の民主党政権時代の亡国的金融政策後に行われたアベノミクス効果出だし、デフレを脱しつつある証左と言えそうです。


なお、金利を使ったマーケット分析をするならば、物価を加味した実質レートを見ることをお勧めします。


我が国の長期金利は、0.705%、実質金利は、▲2.595%(7月CPI 3.3%)。

米国の長期金利は、4.26%、実質金利は、1.06%(7月CPI 3.2%)。


我が国は引き続き超金融緩和、米国はかなりの金融引き締めです。



だからこそ、わたしは、相対的に日本株強気、米国株弱気です。


そして、米国の金利が高止まりから金利低下の過程に入ったときに、おそらくいまのままなら多くの我が国の個人投資家が行うだろう、金利と株価の関係を誤認した投資行動は取らない方がいいだろうと妄想しています。