スーモの最新号には、首都圏上半期新築マンション市場動向が記載されていました。


首都圏新築マンションは、2022年の6,511万円から、2023年上半期は8,873万円と実に36.3%の上昇でした。


都心の超高額物件が平均価格を押し上げたとはいえ、東京23区の平均価格は1億2,962万円と1億円を大きく上回っています。


東京23区は、千代田区から足立区までまさにピンキリとはいえ、平均でもこの価格とは驚きます。


しかも、㎡単価から類推すると広さは、たった67.2㎡と4人家族では住むのはちょっと難しいレベルです。


よく住宅ローンは、年収の5倍程度と言われますが、現在の我が国勤労者の平均年収が443万円であることを考えると、フルローンなら29倍を超えてしまいます。


親等からのかなりの支援がなければ、よほどの稼ぎがなければ東京23区内の平均的な新築マンションは買えないということが現実ではないでしょうか。


まさに、首都圏での貧富の差は、大阪で暮らすわたしの理解を遥かに超えているようです。


東京で働く家なき子達よ、東京で働いて、首都圏で家を買うのではなく、大阪で働いて、関西で家を買おう!


そうしなければ、まるで資本家の奴隷のようなものではないでしょうか。



ところで、わたしが20年余り前、東京で働いていていたころ買おうとしていた人形町のマンションは、買っていれば今頃1億円余り儲かってたんじゃないだろうかと思うと、ちょっと残念です。