スタグフレーションとは、景気が後退していくスタグネーション(経済停滞)の中で、インフレーション(物価上昇)が同時進行する現象をいいます。


世界的に1970年代及び1980年代初頭にかけ、第一次、第二次オイルショック時において発生しました。

ただ、私自身は、小学生から中学生にかけての時期で、その時のぼんやりとした記憶はあるものの、経済現象として実感•理解するには程遠く、教科書の上でしか知りません。




しかし、あれから半世紀近くを経て、やっと実感できました。


あぁ、こうやってスタグフレーションは起こるんだと。



そして、ベトナムに負けたアメリカの信頼が地に落ち、金とドルの兌換が停止しされ、紙幣を多くの人が信じなかったあの当時から、時をへて、アメリカマーケット及びドル対する信頼をほとんどの人が持つようになったころにまた、スタグフレーションはやってくるのだということも。



そう、天災は忘れたころにやってくるものです。


今の米国における奇妙な反騰相場(我が国はまだ幸いに金融相場の中にあります)は、嵐が過ぎ去ったのではなく、台風の目に入っただけではないかと妄想しています。