鹿児島、薩摩藩といえば、明治維新の志士たちを数多く輩出しましたが、その理由は、藩独自の近所の武士の子ども同士で学び合うという郷中教育にあると言われています。
郷中教育が優れていたと考えられることは、次の三点です。
まず第一が、
教師に教えてもらうのではなく、お互い(基本は年長者が年下に)に教えあうということです。
第二が、
武士階級とはいえ幅広い階層で、5歳から20歳までのいろいろな世代がともに集っていることです。
そして最後が、近隣の同様の集団と競いあったことです。
現代社会にも活かせる、教育システムのあるべき姿かもしれません。