ハーレーの旧車に乗りたいとお考えの方へ
ハーレーの旧車は、どこからが旧車で、どこからが旧車じゃないのでしょうか。
私がハーレーに乗り始めた1997年の19歳の時、ショベルヘッドは旧車だとか、そうじゃないとか言われていました。
当時はEVOが現行でしたので、その前のショベルは旧車なのでしょうか。
私的には、ショベルヘッドの構造や、乗り味は旧車だと思いますし、ショベルと言っても前期のショベルと後期のショベルでは全然雰囲気が違いますし、とても長い間作られていたエンジンですね。
ショベルヘッドは1966年から1969年までのアーリーショベル
1970年から1984年までのレイトショベル
といった具合に、とても長い間作られていましたし、エンジンの腰下の変更や、フレーム、ブレーキの変更、排気量や、細かなスイッチ周りの変更等、その年式でついている部品一つとっても、旧車っぽさが変わってきます。
アーリーショベルは、エンジンの腰上がショベルヘッドになっただけで、あとはパンヘッドエンジンのディオグライドみたいですし、レイトショベルの初めの1970年1971年の装備は、腰下がコーンタイプに変わったのみで、前後ドラムブレーキに丸型スイングアームのままで、スロットルもインナースロットルでした。
個人的にはこの1970年1971年のショベルが一番ショベルの中で面白いなと、先輩が乗っていたのもあって思い出深い年式となります。
妻が乗っているショベルは1984年式ですが、先ほど出てきた先輩から買ったものです、その先輩はレイトショベルの(コーンショベルの)前期と後期を乗ったことになるな…
現在2016年ですので、最終の1984年でも今ではかなり旧車っぽい感じがしますね。
国産バイクではCBXやRZなどと同じ年式になると思います。
ではEVOは旧車じゃないのか?
私が乗り始めた当時は、旧車ではありませんでしたが、さすがに2016年ともなると旧車に近くなってまいりました。
特にEVOでも旧車っぽい乗り味の車種があります。
ズバリ、それはエンジンではなく「4速ミッション」の車種です。
5速のスプリンガーソフテイルが、私が初めて乗ったハーレーなのですが
初めて乗った感想は「思っていたより普通だな」でした、そして次に4速のスポーツスターに乗ったのですが、この4速の乗り味が何とも粗っぽくて初めて「ハーレーってこんな感じの乗り味を思っていた…」と思ったものです。
※5速を否定するものではありません、5速でも十分ドコドコ感も感じられます。
旧車に乗りたい人にとって、一番心配なのは故障だと思います。
EVOくらいだと、金属の質も設計も精度もしっかりしているので安心ですが(細かいことはいろいろありますが)、ショベルあたりから不安を感じる人もいると思います。
しかし、きちっと修理されたショベルであれば、実は現行のTCよりも故障に強かったりします。
EVOやTCは壊れないだろうという安心があるため、ショベルやパン、ナックルの人みたいに、予備の部品を持っていないことが多く、大きなハーレーミーティングの道中でトラブっているハーレーを見ても、旧車の方は自走で会場についているのを見かけますが、現行車になるとトラックで運ばれているケースを良く見かけます。
点火系が壊れたらポイントコンデンサーを交換(他の点火方式の方もおられますが)
充電系統が壊れたらレギュレーターを
火花が飛ばなくなったら、コイルを…
初めから壊れるイメージがあるので、予備部品を持っていく人も多いし部品も小さいです
部品を持っていなくても、通りがかった旧車ノリの方の予備部品を借りることだって出来ます(笑)※後で丁重にお返しをしましょうwそのままお友達になりましょう
しかし、現行の場合、点火に関する部品はかなり大きいですし、壊れると思っていないので持っていないことが多いようです。
現実的には10年ほどたてば、電気に関する部品はいつ壊れてもおかしくありませんので、現行にお乗りの方はまだ壊れていなくても、10年たてば電気関連部品を新品に交換して、古い部品は「実働車からの取り外し」としてヤフオク!で売ってしまえばいいかと思います。
現行の場合は「予防保全」が大事になってきます。
2006年式以前にお乗りの方は、レギュレーターだけでも新品に変えてみることをお勧めいたします。
旧車に話を戻しますと
良い旧車と悪い旧車は、実はエンジンに関して言えば、物質的には同じようなものです。
では何が違うのかと言いますと、各部のクリアランスや、角度等の精度の問題です。
それがピシッと出ていないと、鬼のキック100連発なんて事が珍しくなかったりします。
なので、旧車を買うときは内燃機加工を良く知っているショップを頼ると良いでしょう。
旧車の場合、壊れた部品をただ新品に変えれば直るというものではなく、そういった交換で直せない場合がほとんどです。
見方を変えれば、物さえあれば修理、加工で何とかなってしまったりします、というか、そうしないと動きません。
なので、そのあたりの話が詳しいと安心ですね。
壊れたエンジンをばらす、チェックして見極め
必要な加工、精度出しを行う
正しいクリアランスと精度が出ていれば、旧車であってもロングツーリングは可能です。
もともとはあんなに大きなアメリカ大陸を走っていたくらいなのですから、日本列島を走るくらいなら、それこそ今の加工精度をもってすれば安心です。
私の乗っているパンヘッド1950年式は、往復で1400キロ程度の陸送のロングをノントラブルで何回か走っていますし、先週は往復で500キロの走行もノントラブルでした。
全体的なクリアランスや精度で組んでも、どうにもならないのが部品自体の耐久性です。
私が痛い目にあったのは、ソリッドにしていたタペットローラーの脱落です。
純正であればそこまで脱落はないようですが、社外のローラーに頼らざるを得ない現状では仕方がなく、10年ほどでローラーのベアリングの限界が来たようです。
と言っても10年ですが…タペットローラーも10年持てば上等ですね(笑)
その10年の間に、音や油圧が上がらないのが気になってきていたのですが、10年前に変えた時よりも油断していまして「大丈夫大丈夫」と乗っていたら、砕けてしまいました。
ショベルでもこの部分は壊れますので、異音や油圧で気になったら、面倒でも確認してみる事をお勧めいたします。
壊れる旧車と壊れにくい旧車の違いが何となく分かっていただけたでしょうか。
旧車に乗りたい衝動の後押しの一助となれば幸いです。
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