ティーチングとコーチングの違い
コーチング的コミュニケーションを大事にしましょうという話ばかりしていると、あたかも指導することがいけないのか……
と疑問を持たれる指導者さんもいらっしゃるかもしれませんが、もちろんそうゆう訳ではありません!
もちろん高いレベルを求めている選手へは、そのレベルに導く指導は必要です。特に、まだまだ経験の少ない育成世代には教えることこそレベルアップへの近道になろうかと思います。
指導・教える関わりとしてのティーチングと、選手の中にあるものを引き出す関わりであるコーチングの比率を少し考えてもらえると思いかもしれません。
コーチングとティーチングの割合は、選手の競技歴や競技力によっても変わってきます。競技歴が長い選手や、競技力の高い選手ほど、自分の経験や知識量が豊富ということもあり、教わったことを引き出すコーチングの効果が大きく出やすいでしょう。ある程度のレベルまでいくと、その意識を引き出してあげるだけで選手のパフォーマンスは変わってくるはずです。
育成世代でも、教えるだけではもったいないです。子ども達なりに教わったことに対して考えていることがあり、その声に耳を傾けてあげることは信頼関係を作る意味でも大切なコミュニケーションだと思います。
選手に自分で考える素地を身につけさせるには、考えさせる経験も大切ですね。
一緒に考えながらアドバイスを送ることが、より選手の意識を高めていくことになるでしょう!
そのスキルを、加えていけると指導者の皆さんの指導がより選手に伝わりやすくなるメリットも大いに見込まれます。
ぜひ試してみてください。