セロリの和菓子 | 京橋もとブログ

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新橋で6年目の節目に京橋に引っ越してまいりました!
日本酒約50種が小さいグラスで色々と呑めます。
型にとらわれず、旬の食材を活かしたコースお料理をお愉しみください。

京橋で自称3本の指に入る「入りづらい」入口かと思いますが、どうぞお待ちしております!

千駄木にある「和菓子 薫風」の佐知子さんが面白い和菓子を持ってきてくれました。

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「セロリの浮島」

しっとりした「浮島」にはハーブの一種「エストラゴン」が。

上には桃のジュレとセロリ。

「セロリで和菓子⁈ 面白いッ!」

つくづく佐知子さんの発想力は「ぶっ飛んでる」と思います(笑)

しかし・・・

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佐知子さんの作る和菓子はただ「奇をてらった」だけのものではありません。

緻密に計算された味わいの「妙」があります。

ヨモギの香りに似たエストラゴンは「春の山」を連想させ、セロリの青さと桃の爽やかなジュレは抜群の相性を見せます。

何よりセロリのシャキシャキした食感が心地よく、ふんわりした浮島との対比もまた愉しい!

この「セロリの浮島」に合わせるならば〜

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手取川 u Yoshidagura 山廃純米無濾過生原酒」

6代目蔵元、吉田泰之氏が企画、製造、ラベルまで全てを手掛けた一本。

桃や洋梨の香りの奥に、カラメルのような香ばしさと濃厚さを併せ持つ、度数13%の低アル山廃なり。

低アル特有の軽快な入り口がセロリと、後から広がる山廃無濾過生のしっかりした旨味がエストラゴンの浮島とよく合います。

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伝統的な技法を用いて、「お酒に合う和菓子」を提案する佐知子さんのストイックな姿勢にはいつも「脱帽」なり!

また遊びに来てくださいね。


【お知らせ】

5月5日(金)〜5月7日(日)は店休を頂きます。