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誠にありがとうございます。
【思春期アドバイザー】喜多村元義です。
前回は、
特に大学生に見られる「慢性化した無気力状態」のこと、
『スチューデント・アパシー』(学生無気力症)について
お伝えしました。
このスチューデント・アパシーは
当然、大学生に多いようですが
決して大学生に限ったことではありません。
自分がどういう存在かが解らないという
自己不確実感があって、
ストレス耐性が低い学生に多く見られます。
真面目で几帳面な完全主義の傾向にある子に多く、
ちょっとした挫折をきっかけに
全てを諦めがちで、
無気力の状態に陥ってしまうのです。
この状態にある学生・生徒は、
次第に授業にも出なくなり、
高校生以上になると留年を繰り返したり、
最悪の場合、そのまま中途退学、
いわゆる中退に至ることもあります。
そのうち学校で学ぶでもなく、
また働こうとするのでもなく、
ただぼんやりと毎日を過ごすようになるので、
「何かの病気にかかったのでは?」
…と両親は心配を始めるのですが、
これは高校生の高学年から
大学生によく見られる状態なのです。
ほとんどが男子学生に見られ、
どちらかというと
それまでは自分の進路に関して
悩んだことがなかったり、
比較的、順風満帆に生きてきた
そんな子に多いと言えます。
つまり、几帳面で真面目な子に多く、
ちょっとした挫折をきっかけに、
酷い場合は全てをあきらめ、
無気力状態に陥るのです。
この先、予期される敗北や
屈辱から受けるダメージが、
その子にはとても大きなものに感じられ、
それに向き合うことができなくなり、
将来の現実的な目標を見失ってしまいます。
そして、厳しい現実に立ち向かう勇気や
気力を持てずに、
学業に対する無気力が顕著になっていくのです。
それでいて、不安や焦り・抑うつなどの
「神経症的な症状」に苦しむようなことは全くなく、
だからこそ
「積極的に状況の改善に動こう!」とする人は
多くはありません。
その原因として、
自分の期待しているものと
現実のギャップが大きいこと、
あるいは、自分がやりたいことと
実際にやっていることの
差が大きいことがあるようです。
さて、お母さん方のお子さんは
果たして、どうでしょうか?
この状況、
「スチューデント・アパシー」の傾向に
お子さんはあるのではないでしょうか?
・・・続きは次回。
もしかしたら、そうかも。
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