CBX1000(80年式)、不調修理、とことん車検整備と外装リペイント! | moto-JOY Blog

今回は、80年式のCBXの作業ですニコニコ

 

ウオタニSP2を取付後、エンジン始動不良になり配送にて入庫。原因のチェックからスタートです。

確認してみると、プラグに火が飛んでいません。

バッテリーをみてみると、サイズ違いのものがついており、

電圧も12.0V、セル回すと10V以下にまで電圧が落ちていました。

左が純正サイズのバッテリーで、右がついていたバッテリーです。

入れ替えてチェックすると問題なくエンジン始動ができました。

念のため点火時期もチェックしましたが、問題ありません。

充電電圧も14.5V出ているので、サイズ違いのバッテリーでの容量不足、電圧の不足で

点火不良により始動できなくなっていたようです。純正サイズバッテリーで交換します。

 

外装はリペイントへ発送します!

シートも純正パターンへ張替えのため発送。

その間にとことん整備を進めていきます。

 

フロント周りを分解。

 

フロントフォークはオイル漏れがあり、オーバーホールしました。

 

フロントマスターもタンクより漏れがあり、オーバーホール。

 

ステムベアリングをチェックすると、錆が出ており打痕がついていたため交換です。

 

レース、ベアリング打ち換え完了!これでまたこの先も安心して乗れるようになりますニコニコ

 

お次はリア周りの作業です。

スイングアームまで取り外し、チェック。

破損、不具合はないので各部洗浄、グリスアップしながら組付けしていきます。

ブレーキペダルのシャフト部もきっちりグリスアップ。

ケース裏側も清掃。汚れで隠れていた製造年の刻印は、昭和55年1月26日。

間違いなく1980年製ですねびっくり

 

残りはヘッドカバーのオイル漏れ修理です。

ヘッドカバーの両端より多めに漏れています。

ヘッドカバーボルトを外そうとすると、締め付けトルクが弱い感じです。

違和感がありボルトを確認すると、

下が正常なボルトで、上がついていたボルトです。

本来ならねじ山の端にリブがあり、ここで止まるようになっているのですが、

加工して削られていますあせる

これだと、リブの位置で止まらずに締め込めてしまい、ラバーもどこまでも潰れてしまいます。

そのため緩めに締めていたのが、オイル漏れの原因と思われます。

幸い、カムホルダー側にダメージはありませんでした。

ヘッドカバーボルト、純正は廃番ですが、弊社で制作、ラインナップしております!

今回はそちらへ交換します。

 

(年式でボルトの長さが違います。)
 
ヘッドカバーをあけたので、タペットチェック、調整もしておきます。
ヘッドカバー取付し、ひと段落ですニコニコ
 
エンジンオイル、エレメント交換。
キャブレターの同調調整をし、外装、シートの戻りを待ちます!
 
 
外装が戻ってきました!シルバーから、ブラックへ変更ですニヤリ
裏コムのホイールもあり、締まって見えますね。
エンジンの存在感はさらに強くなりました!爆  笑
シートのビフォー、アフターです。
 
車検取得、テストランをし、完成となりました!
弊社のエンジンマウントブラケット、エンジンスライダーも取付頂きました!
今後ともよろしくお願いいたします!