前回はエンジンを降ろし、ステム周りなどの作業紹介でした。
今回は、エンジン、キャブレター編です
搭載している状態では存在感が凄いのですが、置いてみるとかわいい
では早速作業開始です。
何か不具合があったものではないので、まずはタペット調整から。
ぱっと見特に問題は無く、カムチェーンの張りも良い感じ。
タペットクリアランスはと言うと、EX、IN側で0.02mm~0.03mmの範囲でしかずれていないので
調整不要と判断し、あえなく完了。
お次はオイルパンを外してチェックと清掃です。
フロントスタンド用のアタッチメントと、カットされたジェネレーターカバーがいいですね
開けてみると、、、異物がほとんどありませんね。
少しありましたが、繊維状のごみが少し。おそらくウェスなどと思います。
(金属が出てこなくて良かった)
チェックバルブのシールなども良好。
抜いたオイルがとても綺麗だったこともあり、前オーナー様がしっかりメンテナンスされていたんでしょうね。
さあ、蓋をして、各ボルトの締付けチェック、漏れなどの後が無いのを確認してエンジンは完了。
お次はキャブレターです。
あれ?ファンネルが割れたのを修整してありますね
メインジェットが腐食したガソリンで染まっていますね。
フロートパッキンがつぶれてしまっていますね。
ニードルジェットを外すとしっかり腐食したガソリンが付いています。
しっかり洗浄が必要ですね。
スピゴットが緩く、簡単に外れてしまいました。これでは2次エアを吸ってしまいますね。
キャブ内部の洗浄後、これだけ汚れがありました
走れるからと言っても、しばらく乗らない時期があったり、ファンネル仕様だとこうなってしまうんですね。
ドレンを外してガソリンを抜くだけでも良いですし、ガソリン腐食を避ける為にも月に1回は100km程乗ってあげましょうね
洗浄完了し、各部品を組み付けるのですが、フロート(白い浮き)の内部になにやら「カラカラ」音がします。
あっさり交換です。フロートバルブ、バルブシートも絶対にオーバーフローしたくないので交換。あとファンネルも。
他は洗浄でOK。そして組付け。
ほとんど新品みたいになりました
キャブレター完成
サスペンションも返ってきたので、組付けてエンジン搭載です。
次回はブレーキや、気になる?クイックリリース部などあげますので、お楽しみに