今回は1995年に平選手と、根元選手が実際に8耐を走ったオーヴァーレーシング製作のTRX850のとことん整備です
勉強のため、当時の雑誌を手に入れたのですが、裏目に出て、緊張
なにはともあれ、全体の外観チェックをして、ランニングコンディションということなのでまずは始動確認。
870ccエンジン、ハイコンプピストン、オリジナルハイカム、ビッグバルブなどチューニングされたエンジンは
アイドリングから力強さが全然違いました(実はノーマルTRXを買ったので違いがよく分かりました)
調子は問題なさそうなので、各部分解、チェックに入ります。
最初からおおごと。タペット調整等をするためにエンジンを降ろします。
普段見慣れないオイルパイプの取り回しなので緊張が更にアップします。
ラジエター等を外してようやくエンジン単体になるとなんか可愛い。
次に前後サスペンションはオーバーホールの為外し、ステム、リアのリンク周りのチェックです。
足回りが付いた状態では気付きにくいのですが、フロントを浮かすと、ステムベアリングにほんの少しひっかかりがあり、
バラしてみると小さな傷(打痕)があったので交換です。
リアのリンク、スイングアームはと言うと、、、
まあまあ汚れてはいましたが、肝心なベアリング、シャフト等問題無し
古いグリスを落とし、新たなグリスを塗って、大事な整備の1つでもある磨きをします。
ビカビカにはしませんが、いらない汚れ落としと、自然な艶を出します。
エンジンを降ろしたのでピボット周りも磨きます。
前オーナーがとても大切にされていた様で、余計な錆は皆無。
稼動部などもグリス切れ等も無く、とても良い状態でした。
次は、エンジン、キャブレター、足回りの続きと連載(もったいぶって)していきますので、チェックをお願いしますね