今回はこちらのZ2
普通に走行できる状態なのですが、ガソリン漏れ、アイドリング不安定、スロットルにひっかかりがある、等々。
まずはプラグをはずしてチェックすると、、、
燃調不良か、点火なのか色々出て来そうです。
そしてコンプレッションチェックをすると、、、
#1は9.0で良いものの、他が7~7.5と低めです。 オーバーホールしていない車両なので、
走行距離的にも仕方がないかと思いますが、タペット調整で、改善する事もあるので早速作業。
#2~#4ぼエキゾースト側が0.04~0.05mm。 #4のインレット側は0.04mm以下となってました。
規定値上限の0.09mm付近に納めることができ、コンプレッションも少しですが回復。
(同時にカムチェーンも調整。大分緩んでいました。)
次はキャブレターのチェック。オーバーフローしており、全然メンテナンスしていないということだったので
オーバーホールすることに。
吹き返しなどによるガソリンの汚れがやる気を出させてくれます
そして分解。
これでもかと磨きます
スロットルの引っ掛かりが気になったので見ていくと、確かに1気筒だけ動きが悪い。
削るのはしたくないので、本当は良くないのですが入替でほぼ解決できるレベルなので、今回は入替でいきました。
(実走行では感じる事はなく、きちんとスロットルが戻るようになったので良しとしました)
そしてプラグの焼け不良を修整するに当たり忘れていけないのが、最近流行の点火形チェックです。
画像では分かりにくいですが、緑青により芯線が痛んでおり、ほとんど接触していません。
ここで、プラグの焼けはどうなったんだ
と思われると思うので、発表です。
ジャーン ばっちり
もとは7番での焼けだったのが、STDの8番での結果。
薄め?と思われますが、2~300kmほど走れば黄ばみが入ってきますので、ひとまずOKです
では他に車体の方です。
おなじみの状態。
レースにあばたが出来ていますね。
この場合、正直試乗では分かりにくいのですが、フロントを浮かせるとすぐに分かります。
当然交換し、次はブレーキ周りです。
これまたやる気が湧き上がってきますね
勢いあまって掃除後の写真を無くしてしまいました。スミマセン。
リア周りも、もちろん整備したのですが、、、写真が、、、
他にはガソリンタンク錆取り。タイヤ、チューブ交換。ACG、タコメーターポート部のオイル漏れ修理。ケーブル一式交換。
などなど、たくさん作業させてもらい、とても調子良く、余計な心配しなくても良い車両になりました
完成し、こうやって写真を撮る時に少し寂しくなるのは、職業病(心の)ですかね?
Zの記事が多いですけれど、他の車両もバッチリさせてもらいますので、お気軽に御相談くださいね