前回のメンテナンス記事で、
H1のコイルパンクのことを書きましたが、
その後トラブルなく、アイドリングがしっかりするようになったし、トルクが増えてよかった
という連絡を頂きました
今までは普通に走れるけれど、しっかりとした3発になっていなかったんですね。
そして今度はH2でもパンクが
他の車両に比べてもとても調子が良く、下から綺麗に回っていく車両だったのですが、
今年に入って「トルクが減って、タンク下でカチカチ音がする」 と連絡があり、みてみると
確かにカチカチ音がします。
プラグが濡れている事と、エキパイが冷たいままなので確実に失火しているのですが、
タイミングライトはきちんと反応するんですね
パッと見では判断できなかったので、#2のコイルを外してみると、、、
穴が開いてます
ここからリークしてしまってたんですね。
こうなると前回のように修整は出来ないので、一式交換します。
これでしっかりと3発になりました。
プラグキャップは純正が強いので、入替です
原因はというと、これは別気筒のコイルですが、
緑青が出ていますね。
コードが固くなっていなくても緑青は出ている事はよくあるので、車検時にでもレギュラーメンテナンスにしてあげましょう
最近、他の車両では、
GT750も交換 始動性良好、アイドリング安定、トルクアップ、なにより安心
写真はないですが、RC24インターセプターVFR750はコードが固くなっていたので交換。
#1~#4まで別々のもので、#1と、#3が廃盤なのですが、#2と、#4で代用できるので全気筒分交換できます
こちらはXJR1300にウオタニを取り付けです
前回、カタナ1100に取り付けたところ、そのよさに感動して、もちろんXJRにもと依頼いただきました。
純正のコードがとても良い状態だったので使用した為、コストダウンしながら、すっきりまとまりました
これからキャブセッティングもするので、変化が楽しみ
電気不良では他にもありました。
これはCBX1000なのですが、
なんかネジ周りがいびつですね。(画像が悪いのもありますが)
あれ? 溶けてしまって接点が外れてます。
これは、「時々、セルモーターが回らないときがあり、プラハン等で叩くと回ったから様子を見ていた。」
という10万キロ以上走っているCBX1000のモーターで、とうとう何をしても回らない為、入庫し、発覚。
10万キロ持った事だし、焼けが入った金具やハーネスは一式交換しないと通電性や耐久性がとても落ちてしまい
再発するのが目に見えるので、新品の強化セルモーターが入手できるのであっさり交換しました。
出来る限りのチェックはしているつもりですが、内部での破損は分からない事が多いので
出来るだけ早めの予防をして、安心してバイクを楽しみましょう