以前紹介させてもらったエンジンフルオーバーホールをしたZ2ですが、
1.000kmの慣らしが終わったので、キャブセッティングと、各部チェック、ちょっとカスタムで入庫していただきました。
ここで、チェック中の画像が無くなっている事に気づきました。スミマセン。
文章ばかりで退屈するかもしれませんが、宜しくお願いします。
まずはプラグチェック
少し濃い目なのと、一番左が濃いようですね。
次にカムカバーの締め付けチェック。 これは熱が入る事でガスケットが沈み、トルクが少し抜けてしまうことがあります。
ヘッドナットの締め付けチェック。これも同じように組み付け時よりも必ず締まります。
同じように、各カバーボルト、インシュレーターの締め付けチェックを行い、
カムチェーンのチェックです。というか、確実に緩んでいるので要再調整ですよ
(オートテンショナーはほぼ効かない緩みなので、確実に要調整です)
そして、漏れ等の確認をして、問題が無かったので、オイル、エレメント交換。
エンジンマウントボルトもしっかり締め付けチェック。
それらが終われば、いよいよ始動をしてキャブレターの同調から、実走行にてキャブセッティングを行います。
全体的にほぼ良い感じだったのですが、アイドリングが少し不安定なのと、アクセルの開け始めで、
トルク不足を感じたので、まずはスロージェットを1ランクあげて、エアスクリューで調整。
すると、しっかり安定したので、実走行でも確認。あいまって開け始めも少し良くなったがまだ不満。
今度はジェットニードルを1段クリップを下げて濃くすると、おお!良い感じ。
となると、どこまで濃くしようか迷うので、更に濃くして限界を探り、いいところを探すといった感じの作業を繰り返します。
そしてセッティング完成
元のプラグのままなので超均一とはいえませんが、これなら問題はありません。
あれ?濃くしているのにやけ色が薄くなっていると、思うでしょうが、それは慣らし走行によるプラグの燃焼温度が低く
カーボンが残ってしまう事と、徐々に当たりがつくまでの間に、ガソリンの吸い込みバランスがずれてしまうことにより
スロー系の燃調不良、同調の狂いなどでくすぶり、などが起きてしまいます。
それをキャブの調整、同調調整等で解消すると、バランスよくエンジンが回り、余計なくすぶりが解消し、綺麗に焼けるように
なる訳です。
しかし、1度修正したからといって完了ではなく、オーバーホール後、5.000kmあたりでも変化がありますので、
次回のオイル交換のときにチェックしましょう
そして、少しステムベアリングのガタがでていたので調整をしました。
といった感じで、オーバーホール後の点検を行っています。
2~3日程預からせてもらわないと出来ない作業なのですが、とても大切な作業になりますので、
気になったは受けに来てくださいね。
そして、ちょっとカスタムというのは、
チェーン、スプロケットの530コンバートと、ファイナル(ギヤ比)の見直しです
Z2,Z1共にショートすぎるファイナル設定となっており、
高速巡航等90km/hなどでは回転が上がりすぎて結構不快に感じてしまいます。というか、疲れる。
そこで、スプロケットの丁数変更で、ギア比を変えるのことで、快適になります。
もちろん630チェーンから530チェーンにするだけでも乗り心地、スムーズさ、軽さなどでとても快適になります。
そしてリア
そして、大本命
630仕様で総重量4.777kg
530仕様の総重量3.834kg 0.943kg軽くなりました。約1kgですね。
何も持たない時の腕の振りと、1kgのダンベルを持って振り回すのとでは、とんでもなくバイクが楽になるのが分かりますね。
そして、チェーンのコマ数は増えますが、コマが小さくなることにより、回転のキメが細やかになります。
この効果を言い出すときりが無いのでここで終わりますが、なんにせよ530コンバートは良い事ずくめ。
リアスプロケットも小径になり、見た目もバッチリ
基本的なチューニングですが、とてもいいことなので改めて紹介させてもらいました。また相談下さい
WEBショップ開設しました。
少しずつラインナップを増やしているので、またチェックをお願いします。
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