F様のCBX1000!!かなりカスタムされてカッコいいですね!!
今までお世話になっていたショップが廃業されたという事で
当店で作業させていただく事になりました。
エンジンからオイル漏れがあるという事で確認させていただいたところ
クランクケース合わせ面から数か所漏れが発生・・・
試乗してみた感じはエンジン不調はなさそうです。ヘッドから少し異音がしますが。
圧縮圧力を測定しましたが各気筒とも10.0前後で問題無し。
早速エンジン分解開始です!
ひとまず腰上分解から開始です。カムカバー外してバルブクリアランス測定。
クリアランス大きめなところがありますね。
カムシャフトを取り外して問題発生・・・。
左側の吸気カムシャフトのジャーナル部がカジっていました・・・。
カムシャフト、カムジャーナルにはWPC&MOS2処理を行ってあったので
この程度で済んだのかもしれません。
幸いシリンダーヘッド、カムホルダーのカジリは少ないです。
カムシャフトを交換してクリアランスを確認してみようと思います。
シリンダーヘッドを取り外してピストントップを確認。
オイルで湿っている所は無いので少し安心です。
シリンダーを外し、ピストンも外していきます。
ピストンはWISECO 3.0mmO/Sでボアアップ済み!!
ピストン周りもしっかりWPC&MOS2処理されており非常に綺麗ですね!!
クラッチ周りも分解していきます。後期型のハウジングに交換済みでした。
クラッチは特に問題無く良い状態です。
セルモーター取付け部からも漏れた形跡有。
シフトシャフトのO/Sは外れかけていました・・・。
エンジンが少し軽くなったところで車体から分離。
エンジン降ろす前から気になっていた箇所。
クランクケースとスイングアームピポット部が干渉しているように見えたのです。
実際下ろして確認したところ見事に当たっていた形跡が・・・。
エンジン積む前にスイングアーム側を切削してクリアランス作ります。
細かい部品を取り外してクランクケースを分割です。
クランクメタルもWPC&MOS2処理済みです!!
もちろんミッションASSYもWPC&MOS2処理済み!!
といった感じでエンジンを分解完了です。
これから洗浄を行い漏れていた箇所にクラックなど無いかよく確認していきます。
オイル漏れ修理ではありますが、確認の為ピストン周りの計測を行っておきます。
ピストンクリアランス計測、ピストンリング合口隙間計測などです。
作業の続きはまた次回にご紹介いたします!!
せっかく分解したから~という事であんな部品やこんな部品が組み込まれる事になりそうです!!
更にスペシャルなエンジンに仕上がる予定です!!
次回をお楽しみに!!